公立ルートを行く

公立中学校で3年間を過ごし、高校受験を経験して、自分のベスト大学に進学する教育ルートの魅力を発信します

大学受験

高1で知る!国立大学の総合型選抜の特徴

国立大学の総合型選抜とは一体何なのか。確かなのは、一般選抜での個別学力検査(2次試験)を受けないことである。これに代わるものとして、提出書類、小論文、プレゼンテーション、面接などで受験者の基礎学力及び資質を評価する。しかし、難関国立大学に…

高1で知る!国公立大学の学校推薦型選抜の特徴

学校推薦型選抜は、高校の推薦を受けて大学に出願する入試制度で、指定校制と公募制の2つの種類がある。指定校制の場合、大学の指定校から推薦を受けて出願すれば、高い確率で合格できる。自分の通う高校が指定校になっていることが大前提。また、高校内で…

高1で知る!大阪大学の学校推薦型選抜(工学部、基礎工学部)

今回から、高校生のAさん(女子)が登場する。Aさんは文系・理系どちらの科目も得意なんだけど、理系科目が超得意なBくん(同級生の男子)と一緒に勉強しているので、数学・理科の難問勝負ではBくんに敵わないと内心では思っている。 以下、工学部と基礎工学…

学校推薦型・総合型選抜を評価する5つのポイント(2023年12月版)

これまでに以下の大学の学校推薦型・総合型選抜の概要を見てきた。同じ大学でも学部によって内容はかなり異なる。それぞれの学部が求める学生が異なるからだ。本ブログでは、主にデータサイエンス学部、理学部、工学部、農学部の入試制度を取り上げてきた。 …

高1で知る!大阪大学理学部の総合型選抜

大阪大学は、東大、京大に次ぐ超難関国立大学であり、同大学の総合型・学校推薦型選抜はきっと狭き門だと思うが、とにかく見てみる。 先ずは、募集人員の概要からスタートする。 募集人員(2024年度入試) 一般:一般選抜総合:総合型選抜学推:学校推薦型選…

大学受験の仕組みは高1で知っておきたい

大学受験の仕組みは、高校受験の10倍は複雑だと思う。 大学受験で検討すること 理系か文系か 国公立か私立か 大学入学共通テストをどう利用するか 自分に合う個別学力検査の大学はどこか 自分に合う配点割合の大学はどこか 学校推薦型・総合型選抜を受験する…

高1で知る!名古屋大学の学校推薦型選抜は狙い目か

いよいよ名古屋大学の学校推薦型選抜の概要を見ていきたい。大学入学共通テスト(以下、共通テスト)を課さないタイプ(文学部)と共通テストを課すタイプ(文学部以外)があるが、共通テストを課すタイプをを取り上げる。 今回は、筑波大学の学校推薦型選抜…

高1で知る!名古屋大学の一般選抜

今回は、名古屋大学の一般選抜の概要を見ていきたい。先ずは、募集人員の構成からスタートする。 募集人員(2024年度入試) 一般選抜(前期)1,726(82.2%)一般選抜(後期)5(0.2%)学校推薦型選抜 369(17.6%) 計2,100 一般選抜(後期)の募集人員は医学…

名古屋大学の個人的な印象

名古屋大学は、地方の旧帝の中では、神奈川県在住の親が安心して娘に行かせたい大学である(合格できればの話)。新横浜から名古屋まで、のぞみで1時間20分だ。私は、若い頃に名古屋に住んでいたことがある。渋谷や六本木で遊んでしまってから行くと刺激が…

高1で知る!東北大学のAO入試 III期(共通テストあり)

前回は、東北大学のAO入試 II期の概要を見た。結論としては、一般選抜との間で評価ポイント上の本質的な違いはないというものであった。 今回は、前回と同様に理学部と工学部に絞って、AO入試 III期の概要を見ていきたい。 AO入試 III期は、大学入学共通テス…

高1で知る!東北大学のAO入試II期(共通テストなし)

東北大学は、THE日本大学ランキング(Times Higher Education)で第1位(4年連続)に選出されている。また、政府が創設した10兆円規模の大学ファンドで、2023年9月に支援第1号に選ばれている。まさに日本トップレベルの研究大学である。そして、全募集人…

高1で知る!九州大学の総合型選抜II(共通テストあり)

前回は、九州大学の総合型選抜Iを概観した。教育学部あるいは共創学部を目指しているなら、チャレンジに値する入試制度だと思った。さて、今回は同大学の総合型選抜IIを見ていきたい。 総合型選抜IIの選考方法 総合型選抜IIは、大学入学共通テスト(以下、共…

高1で知る!九州大学の総合型選抜I(共通テストなし)

九州大学の総合型選抜の募集人員は旧帝の中では多い。総合型選抜には、総合型選抜I(大学入学共通テスト利用なし)と総合型選抜II(同利用あり)がある。今回は、総合型選抜Iの概要を見ていきたい。この入試制度を実施するのは教育学部と共創学部の2学部だ…

九州大学 ヴァーチャル訪問

「北海道大学の入試制度」シリーズでは、公立ルートを行く生徒にとって、北海道大学が筑波大学に続く有力候補であることが朧げながらわかってきた。今回取り上げる九州大学には、北海道大学と同じ匂いがする。果たしてチャンスはあるのだろうか。 募集人員(…

高1で知る!北海道大学の入試制度(特徴まとめ)

前編では、北海道大学の入試制度に関して、以下の特徴があることがわかった。 一般選抜(後期日程)の募集人員が多い。 一般選抜(前期日程)では、総合入試(文系、理系)での募集が主体。※総合入試は1年次に学部を決めない募集形式 総合型選抜の募集人員…

高1で知る!北海道大学の入試制度(概要編)

国内トップ10にランクされる国立大学の中で、公立ルートを行く生徒が本気で目指したい第1候補は筑波大学だと思う。同大学の入試制度は時代を先取りしているからだ。しかし、旧帝国大学(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州)もやはり気になる。 …

高1で知る!東京都立大学の一般推薦入試

今回は、東京都立大学の一般推薦入試を見ていきたい。 学校推薦型選抜の概要 同大学の学校推薦型選抜には以下の種類がある。一般推薦入試指定校推薦入試高校特定型特別推薦入試都立工科高校等特別推薦入試 今回は取り上げない3つの推薦入試について簡単に触…

高1で知る!東京都立大学の一般選抜

前回は、東京都立大学の沿革や特徴(個人的に注目している点)について書いた。今回は、同大学の入試制度のうち、一般選抜を見ていきたい。 大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の得点率75%をベースライン(基準値)として考えていきたい。公立上位校の…

高1で知る!東京都立大学のプロフィール

東京都立大学は、少しややこしい変遷をたどっている。東急東横線に「都立大学」という駅があるが、東京都立大学の前身である旧東京都立大学(1949年開学)があった場所である。この旧東京都立大学が1991年に八王子市南大沢に移転し、東横線に駅名だけが残っ…

筑波大学の学校推薦型選抜から国立大学入試の未来図が見える

筑波大学は、国内有数の国立大学である。Times Higher Educationが発表する「THE 日本大学ランキング」で第9位にランクインしている。今回は、同大学の学校推薦型選抜を見ていきたい。 特徴その①大学入学共通テストが課されない 入試日程 出願書類提出期間…

経済学部で何を学ぶか

大学の経済学部への進学を決めるとき、高校3年生は大学で何を学ぶつもりなのだろうか。「学校推薦型選抜の枠がたまたま空いていた。」みたいな理由では困る。 マクロ経済学の基礎を学ぶ 大学4年間で470万円*1も使ってIS -LM分析*2などを学ぶぐらいなら、「…

東工大の女子枠はチャンス到来を告げる(総合型選抜編)

今回は、東工大女子枠(総合型選抜)の概要を見ていきたい。 女子枠(学校推薦型選抜)については以下の記事を参照: 東工大の女子枠はチャンス到来を告げる(学校推薦型選抜編) - 公立ルートを行く 女子枠(総合型選抜)の概要 第1段階選抜は大学入学共通…

東工大の女子枠はチャンス到来を告げる(学校推薦型選抜編)

東京工業大学(以下、東工大)は、2024年度入試から「女子枠」を設置する。 女子枠設置の狙い 同大学の「令和6年度学校推薦型選抜(理学院、生命理工学院)学生募集要項」の中に、「女子枠設置に託した思い」と題した説明がなされている。一番重要と思われ…

学校推薦型選抜の出願要件が超エグい!一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部

一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部は、2023年に新設された学部である。国立大学文系最高峰の一橋大学がこの文理融合型の学部を創設したことの意味は大きいと思う。今回は同学部の学校推薦型選抜の中身を見ていくが、出願要件が非常に厳しい。 学校推…

ユニークな総合型選抜!滋賀大学データサイエンス学部

滋賀大学は、2017年に国内初のデータサイエンス学部を創設した。同学部は、琵琶湖の畔の彦根キャンパス内にある。 以下の記事を参照: データサイエンス学部は文理融合型で時代の最先端を行く - 公立ルートを行く 総合型選抜I【オンライン講座受講型]の概要…

指定校制学校推薦型選抜が狙い目!横浜市立大学データサイエンス学部

横浜市立大学データサイエンス学部(2018年創設)は、この分野の先駆者である。今回は、同学部の学校推薦型選抜と総合型選抜を見ていきたい。 以下の記事を参照: データサイエンス学部は文理融合型で時代の最先端を行く - 公立ルートを行く 指定校制学校推…

データサイエンス学部は文理融合型で時代の最先端を行く

データサイエンス学部の先駆けは滋賀大学と横浜市立大学 2017年に滋賀大学がデータサイエンス学部を創設したのが始まりである。それに続いて、2018年に横浜市立大学がデータサイエンス学部を新設した。 2023年はデータサイエンス学部の新設ラッシュ 2023年4…

国公立大学の学校推薦型・総合型選抜は時代の要請

文部科学省が9月に「令和6年度国公立大学入学者選抜の概要」を公表し、各社からその分析結果が報じられている。国公立大学の学校推薦型・総合型選抜の募集人員の全体に占める割合が23.0%となり、過去最高を更新したようだ。 国公立大学の学校推薦型・総合型…

東工大向きか筑波大向きかで変わる大学受験戦略

親としては、我が子が東京工業大学(以下、東工大)に将来入れるなら、生活費もかからない(神奈川県在住)し、これに勝るものはないのだが、東工大は高くそびえ立つ難攻不落の冬山のように見える。実力がないのにアタックすれば遭難必至である。 東工大の場…

大学入試の二極化の行方

令和4年の大学進学率は過去最高の56.6% 少子化が進んでいるのに、なぜ大学生の数が過去最高水準にあるのか。これは、大学進学率の上昇によるもので、大学進学率(過年度卒を含む)は過去最高の56.6%に達している(令和4年度学校基本調査)。女性の大学進学…