2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
世界では戦争が二箇所で同時に起きているが、日本では平穏な毎日が続いている。しかし、高校受験を控える親子の心は平穏どころではない。11月に入ってからは、不安で落ち着かない毎日だ。 進路説明会→定期テスト→仮内申 地域や学校によって多少の違いはある…
前回は、九州大学の総合型選抜Iを概観した。教育学部あるいは共創学部を目指しているなら、チャレンジに値する入試制度だと思った。さて、今回は同大学の総合型選抜IIを見ていきたい。 総合型選抜IIの選考方法 総合型選抜IIは、大学入学共通テスト(以下、共…
九州大学の総合型選抜の募集人員は旧帝の中では多い。総合型選抜には、総合型選抜I(大学入学共通テスト利用なし)と総合型選抜II(同利用あり)がある。今回は、総合型選抜Iの概要を見ていきたい。この入試制度を実施するのは教育学部と共創学部の2学部だ…
「北海道大学の入試制度」シリーズでは、公立ルートを行く生徒にとって、北海道大学が筑波大学に続く有力候補であることが朧げながらわかってきた。今回取り上げる九州大学には、北海道大学と同じ匂いがする。果たしてチャンスはあるのだろうか。 募集人員(…
前編では、北海道大学の入試制度に関して、以下の特徴があることがわかった。 一般選抜(後期日程)の募集人員が多い。 一般選抜(前期日程)では、総合入試(文系、理系)での募集が主体。※総合入試は1年次に学部を決めない募集形式 総合型選抜の募集人員…
国内トップ10にランクされる国立大学の中で、公立ルートを行く生徒が本気で目指したい第1候補は筑波大学だと思う。同大学の入試制度は時代を先取りしているからだ。しかし、旧帝国大学(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州)もやはり気になる。 …
小学校時代の英会話スクール 小学校時代に英会話スクールに通わせるべきかどうか、正解はわからない。我が子(娘)の場合は、英会話に慣れることを目的として、一軒家の英会話スクールに通わせた。ハロウィンパーティやクリスマスなどの行事もあり、英語圏の…
今回は、東京都立大学の一般推薦入試を見ていきたい。 学校推薦型選抜の概要 同大学の学校推薦型選抜には以下の種類がある。一般推薦入試指定校推薦入試高校特定型特別推薦入試都立工科高校等特別推薦入試 今回は取り上げない3つの推薦入試について簡単に触…
前回は、東京都立大学の沿革や特徴(個人的に注目している点)について書いた。今回は、同大学の入試制度のうち、一般選抜を見ていきたい。 大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の得点率75%をベースライン(基準値)として考えていきたい。公立上位校の…
東京都立大学は、少しややこしい変遷をたどっている。東急東横線に「都立大学」という駅があるが、東京都立大学の前身である旧東京都立大学(1949年開学)があった場所である。この旧東京都立大学が1991年に八王子市南大沢に移転し、東横線に駅名だけが残っ…
筑波大学は、国内有数の国立大学である。Times Higher Educationが発表する「THE 日本大学ランキング」で第9位にランクインしている。今回は、同大学の学校推薦型選抜を見ていきたい。 特徴その①大学入学共通テストが課されない 入試日程 出願書類提出期間…
大学の経済学部への進学を決めるとき、高校3年生は大学で何を学ぶつもりなのだろうか。「学校推薦型選抜の枠がたまたま空いていた。」みたいな理由では困る。 マクロ経済学の基礎を学ぶ 大学4年間で470万円*1も使ってIS -LM分析*2などを学ぶぐらいなら、「…
学力向上進学重点校(以下、進学重点校)8校、学力向上進学重点校エントリー校(以下、エントリー校)8校、公立上位校3校の教育課程表を数回にわたって見てきた。今回は、総まとめをしたい。※エントリー校のうち、横須賀高校の教育課程表は残念ながら見つ…
今回は公立上位校の中から、新城高校(川崎市)、市ケ尾高校(横浜市青葉区)、海老名高校(海老名市)の3校の教育課程表を見ていきたい。 ※各校HPに掲載(学校案内資料の中に入っている場合を含む)されている教育課程表に基づく。 新城高校 (令和6年度…
今回は、学力向上進学重点校エントリー校である鎌倉高校、平塚江南高校、茅ケ崎北陵高校の3校の教育課程表を見ていきたい。※各校HPに掲載(学校案内資料の中に入っている場合を含む)されている教育課程表に基づく。 鎌倉高校 65分授業である。 高1は共通…
今回は、学力向上進学重点校エントリー校のうち、希望ケ丘高校、大和高校、相模原高校、光陵高校、横浜平沼高校の5校の教育課程表を見ていきたい。 ※学校HPの中で「教育課程表」として掲示している場合や、学校説明資料(受験生向け)の中に令和6年度入学…
今回は、東工大女子枠(総合型選抜)の概要を見ていきたい。 女子枠(学校推薦型選抜)については以下の記事を参照: 東工大の女子枠はチャンス到来を告げる(学校推薦型選抜編) - 公立ルートを行く 女子枠(総合型選抜)の概要 第1段階選抜は大学入学共通…
東京工業大学(以下、東工大)は、2024年度入試から「女子枠」を設置する。 女子枠設置の狙い 同大学の「令和6年度学校推薦型選抜(理学院、生命理工学院)学生募集要項」の中に、「女子枠設置に託した思い」と題した説明がなされている。一番重要と思われ…
令和6年度から、神奈川県の学力向上進学重点校(以下、進学重点校)として、新たに横浜緑ケ丘、多摩、小田原の3校が指定された。これで神奈川県の進学重点校は8校になる。この3校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校である。 今回は、この3…
学習指導要領が2020年に改定され、社会や生活の場で活用できる「知識・技能」、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」、学んだことを社会に生かそうとする「学びに向かう力」の3つの資質・能力を育成していくことが学習目標に設定された。この…
一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部は、2023年に新設された学部である。国立大学文系最高峰の一橋大学がこの文理融合型の学部を創設したことの意味は大きいと思う。今回は同学部の学校推薦型選抜の中身を見ていくが、出願要件が非常に厳しい。 学校推…