公立ルートを行く

公立中学校で3年間を過ごし、高校受験を経験して、自分のベスト大学に進学する教育ルートの魅力を発信します

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東京大学合格者数ランキングから何を読み取るか

2024年度入試の東大合格者数は2,993人(一般選抜のみ)とのことだ。2024年度大学入学共通テストの受験者(457,608人)を分母にすると、東大合格者の割合は0.65%になる。 日本高等学校野球連盟(高野連)の調査によると、高校硬式野球部の部員数は128,357人(…

全県模試にどう挑むか

神奈川全県模試にどう挑むか。人ぞれぞれと言ってしまえばそれまでだが、子供(娘)の受験を通じて考えたことを書きたい。 第4回(9月)と第7回(1月)が重要 <2024年度日程> 3/24 全県チャレンジ5/26(第1回)、7/7(第2回)8/25(第3回)、9/29(…

神奈川県公立上位校の横浜国大合格者数をみる

3月になるとやっぱりサンデー毎日を買う。今年は、3月24号(国公立大学前期日程合格者数を特集)と4月7日号(国公立大学前後期合計の合格者数を特集)の横浜国大の合格者数に注目してみた。 2つの号の間で横浜国大の合格数は増える。この増加数は、一般選抜…

自分のベスト校を受験する

高校受験であれ大学受験であれ、「自分のベスト校」を受験することができれば、ほぼ間違いなく受験に成功する。 自分のベスト校は、合格ゾーンのど真ん中で合格できる学校になると思う(ど真ん中より上位で合格できればそれに越したことはない)。 自分のベ…

公立中学校の内申は何事にも全力で取り組むことで自然に上がる

4月から中学生になる子供の親は、子供の公立中学校での成績がどうなるか、期待と不安が入り混じっていることと思う。新中2生、新中3生になる子供の親は、「先生、そろそろ、うちの子の内申上げてよ」と思う時期である。自分がまさにそうだった。 定期テス…

段ボール1箱分の高校教材が宅急便でドンと到着

3月上旬に購入手続きをした高校教材(教科書、副教材)が宅急便でドンと届いた。段ボール1箱分。高1でこんなに勉強するんだ。 4月に高校に進学する生徒は、3年後の大学受験に向けて、いつからどの塾に通い始めるのか、あるいは塾なしで行くのか。こんなこ…

高校入学後の進路選択:文系か理系か

高校入学後に重要な選択が2つある。 文系か理系か 物理か生物か 今回は文系・理系の進路選択について考えていきたい。 結論を先に言ってしまえば、正解は人それぞれだと思う。 数年前の文部科学省調査によると、高校生の文系理系の割合は、文系68%、理系32…

中学校卒業から高校入学までのトランジション

自分は土曜日の午後3時台にドライブをする。その時、J-Waveでオンエアーされる「週末にオープンする図書館、BIBLIOTHECA(ビブリオシカ)」を聴く。毎回一つのテーマが選ばれ、図書館長の山口周氏がわかりやすく解説してくれる。図書館司書は長濱ねるさんだ…

国公立大学合格者数速報をみる

3月中旬、サンデー毎日が「超速報!東大・京大 大学合格者ランキング」を特集する。さて、神奈川県の公立上位校はどうなったか。 東大合格者数では、横浜翠嵐・湘南と他の進学重点校の差が開いた 横浜翠嵐35人→37人(現役合格者数)、湘南13人→14人(同左)…

中学校卒業式、新たな旅立ち

中学校の卒業式に感動した。入学した時はまだ子供だったが、卒業を迎えた今は大人の一歩手前だ。みんな大きく成長した。体育館に入場する時、全員が晴々しい顔をしていた。 卒業証書を授与される瞬間が「最高の時」と想像していたが、違っていた。答辞の後の…

5ヶ月前の合唱コンクールに感動した

先週末、娘が部活の3年生約10人で打ち上げをしている間、自分と妻は文化祭での合唱コンクールのDVDを見た。最初は面白半分に見ていたが、生徒達が心を一つにして合唱している姿を見て、思わず感動してしまった。 小学校の授業参観で娘の席の近くにいた元気な…

日比谷高校の志願者減少と高校授業料無償化

日比谷高校の2024年度入試の志願者数が459人となり、前年度の581人から122人減少した。最終的には354人(前年度は474人)が受験して268人が合格したが、辞退者18人で定員割れとなり(募集人員253人)、5年ぶりに二次募集を実施する(といっても募集人員は2人…

神奈川高校受験塾の勢力図

神奈川県の公立高校受験塾のトップ3は、ステップ(ハイステップを含む)、臨海セミナー、湘南ゼミナールである。公立上位校合格者の塾別割合(合格者占有率)で評価すると、ステップの圧勝である。 横浜翠嵐 大手塾の営業(生徒募集活動)において、横浜翠…

2039年の未来では学歴より学習意欲が大事になる

最近、2023年の出生数が75.8万人であったと報じられた。前年比5.1%減である。今年高校受験をした15歳の人口は約109万人なので、15年間で30%減少したことになる。このペースでいくと、15年後の2039年には60万人を割り込んでいるはずである。 2024年度大学入…

MARCH附属高校を目指す背景 再考

これまでに、大学附属高校を目指す背景について数件の記事を書いたが、神奈川県の2024年度高校入試が終わり、認識を改める部分があった。 MARCH附属高校に進学する男子はナイスガイが多い 娘の中学校の男子生徒を見て思うことは、MARCH附属高校に進学する男…

進学重点校エントリー校はなぜ入試倍率以上の激戦なのか

公立高校入試は1校しか受験できない。神奈川県の場合、学力向上進学重点校エントリー校を受験するか、ワンランク下の公立上位校を受験するか、この判断が一番難しいと思う。エントリー校と公立上位校の差は確かにある。大学合格実績も違うし、「エントリー…