公立ルートを行く

公立中学校で3年間を過ごし、高校受験を経験して、自分のベスト大学に進学する教育ルートの魅力を発信します

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

海老名高校はなぜ学力検査重視の入試選考基準を採用したのか

海老名高校は、県央地区の公立上位校である。同校は、2024年入試選考基準として37型(内申3、学力検査7)を採用した。学力検査を重視した37型は、神奈川県公立高校(全日制)のうち10校しか採用していない。各校それぞれに戦略的な意図があるはずであ…

Follow-up:メガバンクが専門人材の採用を増やす

2023年9月26日付の日経朝刊で、「メガ、新卒を専門人材に」と題した記事を読んだ。メガバンクは、2025年入行の採用で、配属部署を特定するコース採用を拡充する。市場取引(為替、債券など)やDXの中核人材を育てるが目的である。 以下のブログを参照; www.…

大学入試の二極化の行方

令和4年の大学進学率は過去最高の56.6% 少子化が進んでいるのに、なぜ大学生の数が過去最高水準にあるのか。これは、大学進学率の上昇によるもので、大学進学率(過年度卒を含む)は過去最高の56.6%に達している(令和4年度学校基本調査)。女性の大学進学…

早慶附属高校を目指す背景(男子編)

男子中学生の場合、女子と違って早慶附属高校の選択肢が多い。今回は、男子中学生が早慶附属高校を目指す背景について考えてみたい。 早慶に入るタイミング問題 中学受験で早慶附属中学に入るのと、高校受験で早慶附属高校に入るのとでは、どちらの方が狙い…

MARCH附属高校を目指す背景(女子編)

なぜ、MARCH附属高校の人気が高いのか 子供(娘)が通う横浜市の公立中学校では、私立高校に進学する生徒の方が公立高校に進学する生徒よりも多い(年によって変動するが、55対45ぐらい)。そして女子に人気なのがMARCH附属高校である。女子中学生(とその母…

柏陽高校と厚木高校の入試選考基準に現れたスタンスの違い

神奈川県公立ナンバー3(No3)の地位を確立した柏陽高校と、県央地区トップの厚木高校。今回はこの両校のライバル関係について考えてみたい。 両校へのアクセス 両校は地理的にかなり離れているが、柏陽高校がJR根岸線本郷台駅から徒歩5分とアクセスが良く…

東京学芸大学附属高校の合格ラインはどこか

首都圏トップ校(横浜翠嵐、日比谷)の受験生が併願する東京学芸大学附属高校(以下、学附)の入試難易度は、正規合格者+繰り上げ合格者で考えた場合、本当のところはどの程度なのだろうか。首都圏トップ校以外の受験生にも合格のチャンスはあるのだろうか…

公立高校の生徒は数学の遅れをいつ挽回するか

公立中学校から公立高校に進学し、国公立大学を目指す公立ルート。公立小学校の授業を満喫でき(非認知能力が育まれる)、公立中学校では多様性のある集団の中で自分の特徴を見つめることができる。こうした長所があるのだが、短所もある。公立ルートの弱点…

高校受験で個人塾を選ぶ理由

神奈川県の公立中学校の生徒の場合、ステップ(場所によってはハイステップ)、臨海セミナー、湘南ゼミナールのいずれかの大手塾に入塾する生徒が多いと思う。 横浜翠嵐高校を目指すなら大手塾を選ぶ もし我が子が横浜翠嵐高校を目指すのであれば、大手塾の…

コーポレートガバナンス・コードが会社と人材を変える

コーポレートガバナンス・コードとは何か コーポレートガバナンス(企業統治)は、会社の意思決定の仕組みを指す。コーポレートガバナンス・コード(以下、CGC)は、上場企業の意思決定の仕組みに関する指針(これに従って意思決定の仕組みを構築しなさいと…

山手学院・桐蔭学園・朋優学院の最上位コースを比較する

山手学院高校、桐蔭学園高校、朋優学院高校の3校は、神奈川県の学力向上進学重点校(以下、進学重点校)を第一希望にしている受験生のメジャーな私立併願校(併願優遇あり)として、間違いなく候補に入ってくる。今回はこの3校の最上位コースを比較してみた…