2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
公立ルートは子供が親に決めさせた 私は、子供(娘)が生まれたときから小学1年生になる頃までは、子供に私立中学を受験させるつもりであった。SAPIXの前を通る度に「いずれここに通わせることになるなぁ」と思っていたのである。しかし、子供が小学1年生に…
高校生の大学浪人率(全体平均)は20%程度と推計されており、一昔前よりも低下しているようだ。少子化、大学入試制度の多様化、経済環境の変化などが関係しているとされる。今回は、一浪することの経済的なコストとベネフィット(コスパ)について考えたい…
三菱UFJ銀行の2018年から2022年にかけての採用人数は、1,023名→959名→514名→370名→380名である(マイナビ2024に開示されている数値)。直近では増加したようだが、採用を強化しているIT・データ分析・金融工学などの分野に強い人材の増分であろう。過去5年の…
AI時代に公立ルートで目指したい大学は、国公立大学の理系学部である。今回は、高校の大学合格実績をどう評価するかについて考えたい。 www.dtline2002.com 従来の大学合格実績の見方 高校の大学合格実績を評価するとき、以下のものがよく使われている。 東…
ブルーバックスの対象読者は誰なんだろう ブルーバックスは、講談社が刊行している一般読者向けの科学シリーズである。「子供から大人まで楽しめる」というのがキャッチコピーだが、本当のところ、ブルーバックスの対象読者は誰なんだろう? 学校の勉強では…
新城高校は、川崎市ナンバー2の公立上位校である。同校の入試難易度は、学力向上進学重点校エントリー校(以下、エントリー校)とほぼ同じレベルである。入試倍率は1.50倍と高い。しかし、大学合格実績を見ると、同校の国公立大学現役合格率はエントリー校…
希望ケ丘高校と大和高校。どちらも学力向上進学重点校エントリー校(以下、エントリー校)である。入試難易度は殆ど同じだが、学校のキャラクターがかなり違う印象を受けるので、受験生によってはどちらの高校を受験するか、最後まで悩むかもしれない。 エン…
半導体を巡る世界規模の戦いが勃発した二つの要因 2021年頃から、半導体を巡る議論が活発になり、これをテーマにした本を良く見かけるようになった。「半導体戦争 世界最重要テクノロジーを巡る国家間の攻防」(クリス・ミラー著)は、本のタイトルが秀逸だ…
2023年入試で、東京外国語大学が数学2科目を必須化した(大学入学共通テストの数IAと数II Bを利用)。同大学の受験生は大幅減になったとのこと。これは、早稲田大学政治経済学部の数学必須化(2021年入試)と同じ流れなのだろうか。 表向きの理由としては、…
「税務調査官・窓際太郎の事件簿」をご存知だろうか。今は絶滅危惧種になってしまった2時間ドラマで、1998年から2020年にかけて全35作がTBSで放送された長寿作品である。 東京国税局の敏腕査察課長であった窓辺太郎(主演は小林稔侍)は、ある事件で大左遷さ…
2021年入試から数学必須化(大学共通テストの数I Aを利用) 早稲田大学の政治経済学部が2021年入試から数学を必須科目にしたことは、大学受験市場においてかなり大きなインパクトがあったと思う。数学が苦手な高校生が国語・英語・社会の文系3科目に絞って…