公立ルートを行く

公立中学校で3年間を過ごし、高校受験を経験して、自分のベスト大学に進学する教育ルートの魅力を発信します

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

進学重点校を全力で目指すかどうかの境界線

内申39のあたりに二つのグループの境界線が走っている 公立高校を第一希望にする受験の場合で、最も難しい判断を迫られるのは、中3一学期の内申が39の生徒になるのではないかと思う。学力向上進学重点校および学力向上進学重点校エントリー校(以下、総称し…

神奈川県公立上位校の国公立大学現役合格率

神奈川県公立上位校から、国公立大学にどの程度の割合の生徒が進学するのだろうか。各校の国公立大学現役合格率を調べてみた。 国公立大学現役合格率20%以上のトップ校 高校受験で入れる神奈川県公立トップ校は以下の8校になる。 横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚…

高校物理は数IIBを習得してから学ぶのが良い

私は文系学部の卒業である。大学に入ってから、オプション理論(ブラック・ショールズモデル)に興味を持ち、数IAから勉強し直し、長〜い時間をかけて、線形代数、フーリエ変換、ベクトル解析などの本を読み、初等レベルの量子力学の本に辿り着いたところで…

小4で出会う「ごんぎつね」は 心の成長そして深い学びへと誘う

2020年に新しい学習指導要領が小学校でスタートした。目指すのは「主体的・対話的で深い学び」だ。小学校の授業は想像以上に良いものになっている。 小学生が取り組む学習教材の中で、「ごんぎつね」は特別な位置を占めているように思う。兵十が狐のごんを銃…

公立中学校の一番の魅力は多様性

いろんな個性の子供が集まった”小社会” 公立中学校の一番の魅力は多様性である。勉強のできる子・できない子、スポート万能な子・スポーツ音痴な子、性格の明るい子・暗い子(陽キャ・隠キャと言うらしい)など、いろんな個性の子供が集まった”小社会”であり…

MARCHに合格できるなら 横浜市大・東京都立大の理系学部を目指す時代が来た

AI時代は理系が主役 7月21日に、文部科学省が3000億円基金で理工系学部新設などを支援する111校を選定したとのニュースが報道された。AI時代が本格到来した今、不足するデジタル人材を育成するのが狙いのようである。 AI時代の主役として生きていくために、…

横浜翠嵐高校は今や首都圏トップ校, 本気で東大を狙うなら受験したい

特色検査3の衝撃 横浜翠嵐高校の2024年入試選考基準は、内申3、学力検査7、特色検査3に変更された。塾の先生や生徒・親の多くは372型か282型を予想していたと思うが、特色検査が3に引き上げられたことは想像の域を超えていたのではないか。 特色…

川和高校は内申重視の進学重点校

川和高校は、言わずと知れた神奈川県の学力向上進学重点校(以下、進学重点校)の1校である。いわゆる神奈川県公立高校トップ4の代名詞とされるSSKH*1の一角を占める学校であり、横浜北部・川崎地区の中学生にとって憧れの学校である。 入試選考基準461…

中3一学期内申をどう捉えるか

高校受験を控えた中学3年生は、夏休み前に一学期の成績表(内申)を渡され、それぞれが思い悩みながら、「今やるしかない!」と気持ちを奮い立たせて、勉強に取り組んでいることと思う。ディズニーランド、夏祭り、花火大会と誘惑は多い。夏休み中、遊ぶの…