教育・学び
公立高校で国公立大学合格率が30%だったとする。「国公立大学に30%も合格できるのか!」とも読み取れるし、「国公立大学に30%しか合格できないのか」とも読み取れる。 国公立大学合格率30%ということは、少なくともその1.5〜2倍の生徒が本気で国公立大学…
「10年後のハローワーク」。人工知能研究者の川村秀憲さんが書いた本だ。AIによってこれからの10年間に大きな変化が起きる。予想では、ホワイトカラーの仕事の7割はAIに代替される。つまり、ホワイトカラーの7割は人材としていらなくなる。 金融に至っては…
2024年の出生数は70万人を割る見込みだ。今の高3生の出生数は109万人だったので、この18年間で36%も減ったことになる。1989年(平成元年)の出生数は124万人なので、少子化は加速している。団塊ジュニアの出産期がほぼ終わったことが大きい。 今年生まれた…
高1の娘は理系に進むつもりだが、実験室で6年過ごすようなタイプではない。本人もそれがわかっているので、自分の進路について思いあぐねているようだ。 体系的知識を習得できること、文理両分野の人と連携しながらプロジェクトを動かすこと、の2つの条件…
娘が高校に入学して約9ヶ月。部活(団体球技)が週に5-6日もあり、学業と部活のどちらも主役のような毎日を送っている。中学時代とは違うスポーツを選んだので、苦労も多い。朝練の日は大変だ。 部活の仲間との関係は深い。一生の友ができたようだ。クラス…
土曜日夕方(サタデーイブニング)の家族団欒が楽しい。娘が中学校、高校に上がるにつれて、この家族団欒も少しづつ変化してきたが、今日は娘が部活から夕方帰ってきて、過去に録画した映画の中からジャングル・ブック(2016年の実写版)を選び、この映画を…
娘が高校1年生になり、早半年が過ぎた。 大学入学共通テストまであと27ヶ月か。 こう書いてみると、27ヶ月もあるのかとちょっと安心する。 部活動(団体球技)で、頻繁に足を痛める。症状によって整形に行ったり整体に行ったり。この夏は、試合の応援で娘の…
梅雨明けと同時に1学期が終わり、夏休みに入った。子供が公立高校に入り、この3ヶ月で気付いたことを一つ挙げるとすれば、高校の履修科目の多さだ。 定期テストは、4日間で5教科11科目(国2、社2、数2、理3、英2)の体力勝負になる。平均点は50点〜…
子供(娘)には幸せな人生を歩んでほしい。親の切なる願いだ。幸せな人生とは何か?だが、仲の良い家族を作って欲しいと思っている。 学力は社会に出てから大きな武器になる。だから、自分の学力を高めたいし、学力の高い異性に出会いたい。学力=学歴と単純…
7月7日(日)から高校野球神奈川大会が始まり、熱戦が繰り広げられている。今日で2回戦が終わり、7月13日(土)から3回戦が始まる。 先週日曜日に、公立高校同士の対戦をYahooのライブ配信で視聴した。最後はあっけない幕切れだったが、どちらの学校も勝た…
加藤文元氏(東京工業大学名誉教授)の「数学の世界史」を読んだ。2024年2月に初版発行なので、新しい本である。個人的に一番印象に残ったところを紹介したい。 古代ギリシャの論証数学 古代ギリシャでなぜ哲学が生まれ、数学や物理が飛躍的に発展したのか、…
4月に子供(娘)が公立高校に入学して、最初の1ヶ月はほんとに大変そうだった。しかし、GWが開けてからは、通学にも慣れ、部活は楽しく、クラスは楽しく、授業も楽しいということで、高校生活にようやく慣れてきた感じがする。 「3点固定」は、起床時刻だ…
自分は小説をあまり読まないが、なぜか夏目漱石の小説は時々思い出したように読む。 小学生か中学生の時に児童文学用の「坊っちゃん」(1906年)を読んだのが最初だったかもしれない(記憶が定かでない)。高校の国語の授業で「こころ」(1914年)を読んだの…
今回は、東京都の進学指導重点校の教育課程表を見て行きたい。先に感想を言ってしまうと、都道府県によって教育方針はこんなに違うんだ、と驚いてしまった。 日比谷高校 高1と高2は芸術を除く全科目を必修する。 これには、いきなり驚く。 高1: 理科は生…
この本は、なんといってもタイトルに先ず惹かれる。著者は、法政大学名誉教授の陣内秀信氏である。都市学の分野で最も有名な先生ではないかと思う。ブラタモリにも何回か登場している。 個人的には、2005年7月に放送された「イタリア縦断1200キロ」(NHKの衛…
4月に娘が高校生になって、3週間目に入ったところだが、いやぁ大変そうだ。 まず何といっても通学にかかる時間と労力が違う。中学校は家から歩いて15分だったが、高校までは地獄の満員電車に乗り、駅からも歩く。娘は満員電車の経験がこれまでないので、相…
高校入学式を終えた翌週のある日の夕食時に、娘が高1の最初の授業の話をしてくれた。国語と社会の先生は、授業時間を全て使って自己紹介をしたそうである。その話はとても興味深く、教える教科の内容に関係していて、この先生達に学ぶことがとても楽しみに…
竹内淳先生の「高校数学でわかる」シリーズは、高校物理から大学物理への橋渡しとなる良書である。自分がこのシリーズから一冊だけ選ぶとすれば、やはり「高校数学でわかる相対性理論」になる。 久しぶりに読んでみたが、いやぁ〜難しい。しかし、子供(娘)…
高校の入学式を無事に終えて(自分は仕事で行けず、妻と義祖母の二人が出席)、娘の部活選びが始まった。中学校の時と同じ運動部に入る予定だったが、先輩部員が少なく(これはちょっと警戒シグナル)、新しい友達と一緒に仮入部したが歓迎ムードではなかっ…
自分は読書家ではない。1年間殆ど新しい本を読まなかった年もある。しかし、娘が4月に高校生になるタイミングで読書欲が湧いてきた。理由は簡単で、自分がこれまでに読んで感銘を受けた本を娘に勧めたいからである。 中公新書の「国際政治 恐怖と希望」は…
この本をずっと読まずに本箱の中に眠らせていた。 ある時から週刊新潮の巻頭コラムを読むようになり、博覧強記の書き手の振れ幅の大きいストーリーに魅せられるようになった。書き手は片山杜秀氏で、慶應義塾大学法学部教授(専門は政治思想史)である。そし…
中学校の卒業式に感動した。入学した時はまだ子供だったが、卒業を迎えた今は大人の一歩手前だ。みんな大きく成長した。体育館に入場する時、全員が晴々しい顔をしていた。 卒業証書を授与される瞬間が「最高の時」と想像していたが、違っていた。答辞の後の…
先週末、娘が部活の3年生約10人で打ち上げをしている間、自分と妻は文化祭での合唱コンクールのDVDを見た。最初は面白半分に見ていたが、生徒達が心を一つにして合唱している姿を見て、思わず感動してしまった。 小学校の授業参観で娘の席の近くにいた元気な…
日比谷高校の2024年度入試の志願者数が459人となり、前年度の581人から122人減少した。最終的には354人(前年度は474人)が受験して268人が合格したが、辞退者18人で定員割れとなり(募集人員253人)、5年ぶりに二次募集を実施する(といっても募集人員は2人…
最近、2023年の出生数が75.8万人であったと報じられた。前年比5.1%減である。今年高校受験をした15歳の人口は約109万人なので、15年間で30%減少したことになる。このペースでいくと、15年後の2039年には60万人を割り込んでいるはずである。 2024年度大学入…
2023年7月にこのブログを始めて、ちょうど7ヶ月が経過した。約3万人のみなさんに閲覧していただいた。感謝。 なぜこのブログを始めたのか。我が子(娘)は、小学校に上がる頃には公立ルートに向いていることがわかっていた。しかし、ネット上は「難関中高…
男女共同参画の時代である。ここに来て、男女共同参画の動きは加速度を増しているように思う。 男女共同参画基本計画 1999年に「男女共同参画社会基本法」が制定され、5年ごとに基本計画が見直されてきた。現在は、2020年の第5次基本計画が進行しているとこ…
2月1日から2月5日ぐらいまで、首都圏の中学入試がピークを迎える。第1志望の学校に合格できる受験生の割合は約3割と言われている。第1希望の学校に合格できなかった時、地元の公立中学校に進学する選択肢が浮上してくる。 今回は、中学受験を経験して公立…
今回は、文系学部と工学部の大学費用(学費+生活費)を比べてみたい。私立大学文系学部を代表して早稲田大学政治経済学部と慶應義塾大学法学部、国公立大学を代表して横浜国立大学と東京都立大学の4大学を選び、具体的に比べてみる。 ※各大学の学費(2024…
明日から国公立大学一般選抜の出願が始まる。1月22日(月)から2月2日(金)までを出願期間とする大学が多いようだ。私立大学については、1月19日までに出願手続きを終えた受験生が多いと思うが、一般選抜(後期日程)や大学入学共通テスト(以下、共通テス…