中学2年の国語の授業で、「クマゼミ増加の原因を探る」(以下、「クマゼミ」)を習う。元京都大学教授の沼田英治先生の研究成果だ。
小4の学習テーマ「ごんぎつね」は小学生を深い学びへと誘うが、中2の「クマゼミ」は中学生を科学的探究へと誘う。
小4で出会う「ごんぎつね」は 心の成長そして深い学びへと誘う - 公立ルートを行く
家族で夕食を食べている時に、中2の子供がこの「クマゼミ」の話をし始めた。どのくらいの時間であっただろうか。クマゼミ増加の原因について仮説と検証が繰り返され、最後に真の原因にたどり着くストーリーである。
クマゼミ増加の原因にはヒートアイランド現象が大きく関係している。「クマゼミ」は中学生が最初に遭遇する文理融合型の探究テーマなのではないだろうか。
子供は高校での探究授業に大きな関心を持つようになった。親としては「クマゼミ」と沼田先生にありがとうと言いたい。