3月になるとやっぱりサンデー毎日を買う。今年は、3月24号(国公立大学前期日程合格者数を特集)と4月7日号(国公立大学前後期合計の合格者数を特集)の横浜国大の合格者数に注目してみた。
2つの号の間で横浜国大の合格数は増える。この増加数は、一般選抜後期日程の合格者数に近いのではないだろうか。3月24日号の時点で漏れていた合格者数(前期日程、学校推薦型・総合型選抜)が加わったりするだろうけれど、後期日程合格者数を推計する簡便な方法ではないかと思う。
3/27号の合格者数 → 4/7号の合格者数
進学重点校+YSF
横浜翠嵐 17→42(+25)
湘南 21→32 (+11)
柏陽 16→29 (+13)
川和 22→27 (+5)
厚木 16→17 (+1)
横浜緑ケ丘 14→14
多摩 10→12 (+2)
小田原 8→9 (+1)
横浜サイエンス 10→14 (+4)
横浜国大の一般選抜後期日程の募集人員は多い(2024年度入試は前期870人、後期476人)。後期日程の募集人員476人のうち、理工学部が252人である。前期日程で難関大学にチャレンジして残念な結果となった受験生が集まるはずである。旧帝第2ラウンドというほどではないかもしれないが、ハイレベルの戦いになる。
横浜翠嵐、湘南、柏陽の3校は10名超の合格者数増加(後期日程合格者数とほぼイコール)である。
個人的には、都市科学部の後期日程でどの高校から合格者が出たかを知りたい。後期日程の個別学力検査がユニークだからだ。しかし、こういう情報は手に入れらない。
エントリー校
横須賀 15→16(+1)
光陵 14→14
相模原 10→13(+3)
鎌倉 13→13
平塚江南 12→12
大和 8→10(+2)
横浜平沼 5→5
希望ケ丘 3→4(+1)
相模原の+3はすごい。2024度入試では東大合格も2人出たし、合格実績が上がっている印象を受ける。エントリー校では入試難易度トップレベルの希望ケ丘の4人はちょっと少ない(場所的には近いのだが)。ただ、上位の難関国立大学に合格者がいるので、この学校の最上位層のレベルは高い。
上位校
金沢 8→8
桜丘 6→6
市ケ尾 4→4
海老名 2→2
後期日程の合格者はいないと思われる。金沢と桜丘の2校は公立上位校であるが、土地勘がないのでこれまでは取り上げなかった。
このほか、戸塚と大船が3人(増減なし)。茅ケ崎北陵、横浜国際、新城は見当たらなかった(合格者2人以上でないと掲載されない)。
しかし、こうして見ると、横浜国大は神奈川県民にとって身近な国立大学だけど、狭き門であることがわかる。