神奈川全県模試にどう挑むか。人ぞれぞれと言ってしまえばそれまでだが、子供(娘)の受験を通じて考えたことを書きたい。
第4回(9月)と第7回(1月)が重要
<2024年度日程>
3/24 全県チャレンジ
5/26(第1回)、7/7(第2回)
8/25(第3回)、9/29(第4回)
10/27(第5回)、12/1(第6回)
1/12(第7回)
昨年、娘は第3回(8月)から参戦した。4月の個人塾の保護者面談で、8月から全県模試を受ける予定であると話したら、「意識高いですね〜」と返答があった。「そんなわけないでしょ」と思ったが、恐ろしくのんびりした(のんびりを装っている)先生なのである。
娘の場合、国語と社会は自学であり、塾での特色検査対策は秋からスタートする予定だったので、夏休み後半から模試を受けるのがちょうど良いと判断した。
全県模試は第4回(9月)の成績が重要になると思う。ここでの成績を基に受験予定校を決めたい。10月に入ると、文化祭(文化発表会)や英検・数検などの準備で忙しく、物理的にも精神的にも模試の優先順位は下がる。
10月後半から実質最後の定期試験(11月中旬)に全集中するので、12月の模試はベストな状態では受けられない。1月の最後の模試(第7回)で合格ゾーンど真ん中の偏差値を取りにいく。
娘の場合は、これが全体の流れだった。
全県模試の偏差値・合格判定の精度は高い
全県模試の偏差値が目指す高校の合格者平均であっても、前年度入試の合格者平均が取れそうな感じはしない。この感じがずっと続く。しかし、最後の模試の成績が出る頃になって、前年度入試の合格者平均が取れそうな感じがいっきに出てくる。
全県模試偏差値と入試過去問の得点のどちらが信頼できるかと言えば、全県模試偏差値だと思う。学力検査の難易度は入試年度でかなり違うので、入試過去問の得点で合格可能性を判定するのは結構難しい。
模試は毎回重要なのか
これは受験生によってかなり違うと思う。次の模試が勉強のモチベーションになる受験生もいるだろう。しかし、次の模試のことばかり考えていると、自分に必要な学習(苦手な単元の克服など)ができない可能性もある。
毎月の模試に合わせるよりも、3ヶ月先を見据えて勉強に取り組んだほうが学力は伸びる。第4回(9月)の模試で自分の位置を確認し、第7回(1月)の模試に向けて学習していく戦略はありだと思う。
会場をどうするか
娘は個人塾に通っていたので(今もだが)、5回全て違う会場で受けた。ある程度の規模の塾の場合、塾で模試を受ける受験生がいるかもしれないが、1回か2回は外の会場で受けて緊張感を味わった方が良いと思う。