公立ルートを行く

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柏陽高校の教育課程・大学合格実績・入試難易度(2025年度版)

 柏陽高校の2024年度大学合格実績は、全体的にはほぼ前年並みであったが、中身を見ると準難関国立大学の合格者数が大きく減少した。高校入試の方は、最終倍率が1.34倍(前年度は1.37倍)となり、入試難易度はやや易化した。

 以下、教育課程表の特徴、大学合格実績、入試難易度の順に見ていきたい。

 

 柏陽高校は1967年に開校した。歴史が浅いのに神奈川NO3の地位をどうやって築いたのか、興味深い。

 大学合格実績で学部まで開示しているのは柏陽だけだ。5月に卒業生による進路講演会が行われたようだが、これは現役生にとってはありがたい。しかも、登壇する卒業生の進学先が興味深いところばかりだ。

 

教育課程の特徴

 高1で理科基礎3科目を履修する。また情報Iを履修する。

 高1で理科基礎3科目を履修するのは神奈川モデルと言えるかもしれない(東京都の進学指導重点校の理科の進度はもっと遅い)。

 

 高2で実質的に文系理系に分かれる。文系志望の生徒は日本史探究または世界史探究、理系志望の生徒は化学+物理/生物の2科目を履修する。どういうわけか、数学Bは高2で履修しない(高3で全員必修する)。

 文系志望の生徒が理科の発展科目を1科目も履修しないというのは、県内屈指の進学校であることを考えると、ちょっと残念な感じがする。

 

 高3で正式に文系理系に分かれる。

 他の高校では見られる「数IIIを履修しない理系コース」はない。

 

 何か目を見張るような特徴があるわけではない。大学受験(最終目標)に向けて効率性を重視した教育課程であることが特徴になるかと思う。

 

<実力アップ講習>

  土曜講習と夏期講習があるようだが、夏期講習の講座一覧を見ると、「塾には行かなくてもいいんじゃない」ぐらいな感じがする。高校の先生って、ちゃんと休みが取れるんだろうか。

 

2024年度大学合格実績

※2025年度用「神奈川県高校受験案内」が出たら、卒業生数と浪人率がわかるので、微修正する。

 

難関国公立大学合格者数51人(現役45)

難関国公立大学合格率 13.9%
(浪人率19.5%)

 2023年度は45人(現役39)であったので、6人増えた。東工大8→12が目立つ。一橋大学の合格者数は1人と少ない(前年は2人)。トップ層は理系が多いのかもしれない。

 

難関国公立大学と準難関国公立大学の定義については以下をご参照:

大学合格実績は三つの指標で評価する(2024年版) - 公立ルートを行く

 

準難関国立大学合格者数52人(現役45)

難関・準難関国公立大学合格率 28.1%

 2023年度は77人(現役65)であったので、かなり減った。横国44→36、千葉11→6、東京農工9→5、電通10→3といった具合である。それでも、準難関国立大学の合格者は多い。

 

国公立大学合格者数155人(現役135)

国公立大学合格率 42.3%

 2023年度は165人(現役136)であった。国公立大学合格率40%超えは凄い。

 

高校入試難易度

※2025年度用「神奈川県高校受験案内」が出たら追記する予定。

 

 柏陽高校は2024年度入試で372型(内申3、学力検査7、特色検査2)の入試選考基準を採用したので、受験生がどういう反応を示すか注目していたが、入試倍率は若干低下した。2025年度入試でも372型の入試選考基準を継続する。

 

 2024年度入試の合格者平均はどうなったであろうか。