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第2回全統高1模試の合格可能性評価基準一覧をみる

 河合塾の全統記述模試(高1第2回)の合格可能性評価基準一覧を眺めている。

 

 文系学部の方が理系学部よりも予想ランク(偏差値帯)が高い。北海道大学を例に取ると、総合文系は62.5-64.9(このレンジの偏差値だと合否判定がCになるということだろう)、総合理系は57.5-59.9だ。

 高1模試は英語・数学・国語の3科目なので、北海道大学の総合理系に合格する人の高1時代の成績を振り返ったとき、同じ北海道大学の文系に進む人よりも国語や英語の成績が低かった(その代わりに、まだ模試の科目には入ってこない理科が強い)ことを示しているのだろうか。他の理由が思い浮かばない。

 

 北海道大学工学部応用理工系の予想ランクは62.5-64.9で、総合理系よりもかなり高い。北海道大学に合格することを優先すると、総合理系で受けた方が良いということになる。その代わり、1年次に頑張らないと希望の学科には進めないリスクはある。

 

 北海道大学総合理系と筑波大学総合選抜理系Iの予想ランクは同じ(57.5-59.9)になっている。高1の成績がこのレンジだったら、どちらの大学も狙えるということだろう(理科が考慮されていないから、参考程度にしかならないが)。あとは、入試問題のレベルや配点が違うので、こちらの方が重要だ。

 

 東北大学工学部化学バイオ工学科の予想ランクは60.0-62.4で、北海道大学の学部指定型の方が高い。なぜか、北海道大学を除いた地方の旧帝国大学の予想ランクが低過ぎる。

 

 東京農工大学工学部の予想ランクは57.5-59.9(生体医用システム工学だけ55.5-57.4)。横浜国大理工学部化学・生命系も同じ。

 北海道、筑波、横国、農工の工学部(化学系)の予想ランクが同じってことはないでしょ(2.5刻みだからか)。高3第1回を見ると、横国と農工は55.5-57.4に下がっている。

 

 一橋大学商学部の予想ランクは65.0-67.4で、早稲田大学商学部の予想ランクと同じ。前者+2.5、後者▲2.5じゃないのか。

 

 早慶の法・経・商を比べると、早稲田の方が慶應より2.5高い。早稲田と慶應の差はほぼないはず。小論文の有無によるものだろうか。

 

 東大文1と早稲田政経の予想ランクは67.5-69.9で、この辺りからこの模試では測定不可能なゾーンに入るのだと思う。