横浜市立大学データサイエンス学部の令和7年度入試の概要が公表されている。前年度からの変更はないようだ。
指定校制学校推薦型選抜(出願期間は11/1〜11/6)は、9月に募集要項が公表される。出願要件は要チェックだ。
募集人員
一般選抜前期日程40人、一般選抜後期日程5人、指定校制学校推薦型選抜10人、総合型選抜5人。その他、国際バカロレア特別選抜等がある。
一般選抜前期日程
大学入学共通テストは5〜6教科7科目。地歴・公民・理科から2科目を選べるので、文系でも理系でも受験できる。配点は1100点。
個別学力検査は、数学、英語(外国語)、総合問題(図表やデータ等の情報が与えられ、自分の見解を論理的に説明する)の3科目。数IIIの問題は選択になっている(必須ではない)。配点は900点。
2024年度入試は、受験者104人、合格者50人、入学者49人。共通テストの合格者平均(得点率)は79.5%。合格最低点から考えて、75%でも合格できると思う(個別学力検査が合格者平均点とすれば)。受験者数は前年度(196人)から大きく減った。
一般選抜後期日程
共通テストの指定科目は前期日程と同じだが、配点は1300点。個別学力検査は面接のみで、配点は200点。
2024年度入試は、受験者21人、合格者5人、入学者4人。共通テストの合格者平均(得点率)は82.3%。合格最低点から考えて、合格ラインは79%〜80%だと思う。
総合型選抜(出願期間:10/10〜10/15)
第1次選考は書類審査、第2次選考は面接(プレゼンテーションと質疑で合計30分)、第3次選考は共通テストとなる。配点は、書類審査100点、面接100点、共通テスト600点。
2024年度入試は、志願者11人、第1次選考合格9人、第2次選考受験者8人、第2次選考合格5人、最終合格5人。
どの入試制度を利用するか
指定校制学校推薦型選抜を使えるなら(自分の高校が指定校になっていて、且つ推薦を受けられるなら)、サクッと合格を決めて大学受験終了という選択はありだと思う。
総合型選抜は我が子には薦めない。総合型選抜は短期決戦型でないと魅力が薄れる(共通テストを課すなら、合格に必要な得点率をはっきりさせてほしい)。
一般選抜前期日程も我が子には薦めない。個別学力検査に総合問題があるので、この学部の入試に特化した対策が必要になる。現役生は思っていた以上に時間がない。
一般選抜後期日程は有力な選択肢だと思う。共通テスト得点率80%が合格ラインだが、ここを突破できれば、面接のみだ。
推薦か後期日程かというトリッキーな選択になってしまった。工学部でも農学部でもなく、データサイエンス学部にどうしても入りたい場合(指定校ではなくて推薦はNG)は、総合型選抜を受験したい。長丁場の戦いで大変だが、一般選抜前期日程より合格チャンスは高そうだ。