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大学入学共通テストは二日間にわたるタフな戦い 前編

 2024年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)が、いよいよ今日からは始まる。二日間にわたるタフな戦いだ。能登半島地震で被災した受験生を心から応援する。現在時刻は朝6時10分。公共交通機関に遅れがないことを願う。

 

 今日と明日の二日間にわたって、共通テストについて書きたい。先ずは二日間の時間割から見ていく。

 

共通テスト時間割

国公立大学文系学部受験

1月13日(土)
09:30-11:40 地理歴史・公民(2科目)
13:00-14:20 国語
15:10-16:30 英語(筆記)※1
17:10-18:10 英語(リスニング)※2

※1 外国語として英語を選択した場合
※2 ICプレーヤーの作動確認の時間を含む

1月14日(日)
09:30-10:30 理科(2科目)※
11:20-12:30 数学①(数IA)
13:50-14:50 数学②(数IIB)

※物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目選択。

 初日が18時10分終了、そして2日目の朝が早い。理系学部の受験生よりタフな日程かもしれない。

 

国公立大学理系学部受験

1月13日(土)
10:40-11:40 地理歴史・公民(1科目)
13:00-14:20 国語
15:10-16:30 英語(筆記)※1
17:10-18:10 英語(リスニング)※2

※1 外国語として英語を選択した場合
※2 ICプレーヤーの作動確認の時間を含む

1月14日(日)
11:20-12:30 数学①(数IA)
13:50-14:50 数学②(数IIB)
15:40-17:50 理科(2科目)※

※物理、化学、生物、地学から2科目選択。

 2日目の朝が少し楽だ。でも午後はきつい。

 

 2025年度共通テストには「情報」が加わる。国語と数学②の試験時間はそれぞれ10分長くなる。この日程のどこに入れ込むのだろうか。

 

志願者数と受験者数

 2024年度共通テストの志願者が32年ぶりに50万人を下回り、49.2万人(前年度比2万人減)になったことがニュースで報じられたが、この32年間に出生者数がほぼ半減したので、寧ろ現在の志願者数は母集団に対してかなり多いのではないだろうか。

 1973年生 209万人→2005年生 106万人

 志願者数が2万人減少した最大の理由は、2025年度共通テストの内容が大きく変わることだろう。10年に一度の学習指導要領改定によるもので、受験生が安全志向になるのも無理はない。

 

 大学入試センターによれば、国公立大学の2024年度募集人員は12.9万人。2023年度共通テストの7科目受験者数は26.9万人(理科で基礎の付く科目は2科目で1科目カウント)で、国公立大学の一般選抜(標準型)の受験者数を表していると思う。2科目受験者数1.3万人、3科目受験者数9.7万人、4科目受験者数4.2万人、5科目受験者数2.2万人で、私立大学の共通テスト利用入試の受験者、公立大学の一般選抜(科目を減らすタイプ)の受験者、国公立大学の学校推薦型・総合型選抜(共通テストを利用するが科目を減らすタイプ)の受験者であると思われる。

 

私立大学の共通テスト利用入試

 早慶とMARCHの文系学部については、慶應義塾大学を除いて共通テスト利用入試がある。これは、共通テストの成績だけで合否が決まる入試制度で、一見すると良さそうだが、各大学の一般選抜よりも入試難易度が高いとされている。尚、早慶の理系学部は共通テスト利用入試を実施していない。

 

 早稲田大学の政治経済学部は、一般選抜で共通テスト受験を必須とする「共通テスト併用型」を採用している。共通テストで国語、数学(数IA)、英語の3科目と、地歴・公民、数学(数IIB)、理科から1科目を選んで受験する。共通テスト配点合計が100点(各25点)で、早稲田大学にて総合問題(120分で配点100点)を受ける仕組みである。首都圏で共通テスト受験を必須化している文系学部は他に見当たらない。

 個人的には、文系学部として理想に近い入試制度だと思う。

 

 明日は、2025年度共通テストの変更点などを取り上げたい。