東京農工大学の学校推薦型選抜の概要が同大学HPに掲載されている。正式の募集要項は8月下旬に発表される。
学校推薦型選抜の概要
大学入学共通テスト後に出願する。出願書類(推薦書、調査書、志望理由書)により適正と判断した者を対象にして、共通テストの得点順に合格者を決定する。
共通テストの利用科目は、数学200点、理科200点、英語(外国語)200点の小計600点が共通部分で、情報と国語も利用される学科がある。
<2024年度一般選抜前期合格者平均>
数学1 75.2
数学2 81.6
理科 75.6
外国語 150.2
数学1=数IA、数学2=数IIBと思われる。得点率75%以上なら合格ゾーンに入っている。
2024年度入試結果
生命工学科
募集7人、受験31人、合格6人(5.2倍)
生体医用システム工学科
募集4人、受験22人、合格6人(3.7倍)
応用化学科
募集3人、受験11人、合格3人(3.7倍)
化学物理工学科
募集4人、受験11人、合格4人(2.8倍)
機械システム工学科
募集8人、受験20人、合格5人(4.0倍)
知能情報システム工学科
募集7人、受験32人、合格7人(4.6倍)
一般選抜(前期日程)よりも受験倍率は高い(化学物理工学科を除く)。合格するのに必要な共通テストの得点率は一般選抜の合格者平均よりは高くなるはずである。
どの位の得点率なら合格できるかが読めない。年によっても変わるだろう。
東京農工大の一般選抜(前期日程)を受ける予定で、個別学力検査よりも共通テストに強みを有する受験生が併願するのに良い入試制度である。