公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

相模原高校の教育課程・入試難易度・大学合格実績(2026年度版)

 相模原高校の教育課程、入試難易度、大学合格実績を独自の視点で見る。

 

教育課程

 高2で文系理系に分かれる。高1では、理科基礎科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎)を履修し、高2文系では理科は2コマ(理科研究αという)。高2理系は、化学+物理/生物を履修する。

 2023年度入学生までは、高3で文理分けをし、高2では全員が化学必修だった。

 高3では、文系、理系数IIIあり、理系数IIIなしに分かれる。文系では、歴史と数学の選び方が複数ある(文系でも数学型で受ける入試に対応)。

 

2025年度入試結果

 S値合格者平均895点
 S値ボーダー855点
  差40点(3.64%)

 合格者平均は、全県模試調査による合格者の内申平均・学力検査平均・特色検査平均をS値に単純換算した。S値ボーダーは全県模試調査数字。

 実質倍率は1.23→1.28に少し上昇した。

 エントリー校の合格ラインとして、換算内申120、学力検査400、特色検査40を仮定した場合、この組み合わせ(→S値884点)で合格ゾーンに入る。

 

 入試倍率・ボーダー・合格者平均から、正規分布を仮定(正しくはない)して、受験者平均と標準偏差を推定した(ChatGPTに計算してもらった)結果は以下の通り:

 受験者平均 882点
 標準偏差 34.7

 標準偏差34.7は得点のばらつきは大きいことを示唆する。合格者平均とボーダーの差(このブログでは合格幅と呼ぶ)は40点だが、これよりも大きい。

 

 今後の予定として、同じレベル帯の大和高校や希望ケ丘高校と比較することで、特徴を把握したい。

 

大学合格実績

 大学合格実績は、頂点(東大)から下に向かって眺めるのが一般的。しかし、本ブログでは、学歴ピラミッドのスイートスポット(主に準難関国公立大学)を中心に眺めてみる。

難関 6.9%
その他国公立 26.2% ←スイートスポット

難関:難関国立10大学+国公立医学部
   +早慶理系+早慶文系上位学部

<早慶進学者数の簡便的推定>
延べ合格者数の55%を実進学者数
そのうちの15%を理系学部
残りの85%のうち20%を文系上位学部

<生徒数>
 生徒数275人を分母として計算した。

 

 難関ゾーン合格者は19人(6.9%)、スイートスポット合格者は72人(26.2%)で、スイートスポット合格者が中核層になっている。横浜国立17人、東京都立21人など。

 

 余談だけど、高2娘の部活の試合を見に行くと、時々、KENSOチームを見かける。男女ともカッコいいんだよね。