公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

希望ケ丘高校の教育課程・入試難易度・大学合格実績(2026年度版)

 希望ケ丘高校の教育課程、入試難易度、大学合格実績を独自の視点で見る。

 

教育課程

 令和8年度入学生から変わる。

 現在は、高1で化学基礎と生物基礎、高2で物理基礎を履修する。また、高2で化学/日本史探究/世界史探究から1科目を選択履修する。

 来年度からは、高1で化学基礎・物理基礎・生物基礎を履修し、高2で日本史探究/世界史探究+論理表現I等または化学+物理/生物を選択履修する。

 相模原は2024年度から文理分けを高3から高2に変更した。文理分けを前倒しするパターンが多いようだ。

 

2025年度入試結果

 S値合格者平均892点
 S値ボーダー862点
  差30点(2.73%)

 合格者平均は、全県模試調査による合格者の内申平均・学力検査平均・特色検査平均をS値に単純換算した。S値ボーダーは全県模試調査数字。

 実質倍率は1.32→1.40に少し上昇した。

 エントリー校の合格ラインとして、換算内申120、学力検査400、特色検査40を仮定した場合、この組み合わせ(→S値875点)で合格ゾーンに入る。

 

 入試倍率・ボーダー・合格者平均から、正規分布を仮定(正しくはない)して、受験者平均と標準偏差を推定した(ChatGPTに計算してもらった)結果は以下の通り:

 受験者平均 878点
 標準偏差 28.9

 受験者平均878点は大和高校とほぼ同じ。標準偏差28.9なので、得点のばらつきは相模原や大和よりも少し小さい。

 

大学合格実績

 大学合格実績は、頂点(東大)から下に向かって眺めるのが一般的。しかし、本ブログでは、学歴ピラミッドのスイートスポット(主に準難関国公立大学)を中心に眺めてみる。

 

 進路状況のフォームが変わった。令和5年度までは大学ごとの現役と既卒の合格者数を掲載していたが、令和6年度(2025年3月卒業)からは現役・既卒を分けず、一般受験と推薦・総合型の実進学者数を公表している。

 

難関 4.7%
その他国公立 15.3% ←スイートスポット

難関:難関国立10大学+国公立医学部
   +早慶理系+早慶文系上位学部

<早慶進学者数の進学者数>
早稲田26人、慶應15人
 内、15%は理系学部に進学
 内、20%は文系上位学部に進学

<生徒数>
 2024年度の浪人率16.1%を参考にして、推定卒業者数350人×1.161=406人を分母として計算した。

 

 難関ゾーン合格者は19人(6.9%)、スイートスポット合格者は62人(15.3%)。早稲田の推薦・総合型の実進学者は10人、慶應の方は6人。指定校推薦が多いのではないかと思う。横浜市立、青山学院、立教の推薦・総合型による進学者数も多い(7人、9人、5人)。