雑感
日本の場合、多くの人が大学を選ぶときに無意識に使う効用関数の中で、「社会的評価」という価値変数のウエイトが異常に大きい。韓国なんかもそうだが、中央集権的な制度を経験した国に特有の現象かもしれない。 この効用関数によって形成された学歴ピラミッ…
前回までの話 学歴ピラミッドは、人々に共有されてきた価値体系のようなもので、ピラミッドの高い方にいれば、一流企業や官公庁へのパスポートになっていた。しかし、一流企業・官公庁に入る=成功ストーリーではなくなり、価値体系の根幹が揺らいでいる。 …
前回までの話 学歴ピラミッドは、人々に共有されてきた価値体系のようなもので、ピラミッドの高い方にいれば、一流企業や官公庁へのパスポートになっていた。しかし、一流企業・官公庁に入る=成功ストーリーではなくなり、価値体系の根幹が揺らいでいる。 …
前回までの話 学歴ピラミッドは実体として存在するわけではないが、多くの人に共有されてきた価値体系のようなものだ。高い学歴が一流企業や官公庁へのパスポートになり、それがピラミッドの価値の源泉でもあった。しかし今や、一流企業は成功ストーリーを保…
学歴ピラミッド(大学序列ともいう)は、実態として存在するわけではないが、多くの人に共有されてきた価値体系のようなものだ。 ピラミッドの縦軸は偏差値で、その頂点には東京大学が存在する。東京大学が無理なら、そのすぐ下の難関大学のどれかに入りたい…
こんなモノいらない!?シリーズ第5弾 今回取り上げるのは、 予言者になった塾講師の受験論 塾講師は生徒を志望する大学に合格させるのが仕事なので、この子はこの大学に受かりそうとか、この子では合格は難しいとか、職業柄、そういう視点で生徒を眺めてい…
こんなモノいらない!?シリーズ第4弾 今回取り上げるのは、 「大手企業の早期囲い込み型インターンシップ」 大手企業は、就職協定を守りつつ、できるだけ早く学生に接触する方便として、早期囲い込み型インターンシップを実施する。大学3年生が対象になる…
世の中には、どうでもいい受験情報や大学ブランドが溢れている。 今回取り上げるのは、 「東京一科ブランド」 東京一科。東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学の4大学を指し、大学ブランドとしては最高位に位置しているのはないかと思う。そう、旧帝…
世の中には、どうでもいい受験情報があふれている。 今回取り上げるのは、毎年春に駅の売店で目にする 「サンデー毎日の大学合格速報特集号」 東京大学の2025年度入試の合格発表は3月10日。そして、この特集号が発売されたのは3月12日。つい買ってしまう自分…
世の中には、どうでもいい受験情報が溢れている。 今回取り上げるのは、 「○○大学に合格する子と不合格になる子の違い」 こういう情報を見ると、つい自分の子はどっちに当てはまるのか気になってしまう。でも読んでいくうちに、だんだん馬鹿にされたような気…
今回は、高2娘の進路を考える上で、大学時代に得られるキャリア形成力を比較検討するために、数式モデルで整理してみた。 数式モデルはあくまで自分の思考のための道具であり、すべての人・すべてのケースに当てはまるものではないことを、あらかじめお断り…
世の中は既存の価値システムで動いている。そして強い現状維持バイアスが働いている。システムの安定には欠かせないが、変化への適応を遅らせる。 大学受験の価値システムを端的に言えば「偏差値至上主義」。少しでも高い偏差値の大学に行こうとする力は、か…
学歴ピラミッドとは、東大を頂点とした日本の大学の序列構造を指す。高校・大学受験、そして就職戦線においても、この構造の存在を無視するわけにはいかない。しかし、このピラミッドの中で、「無理なく届き、質の高い学びと多様な出口を提供する」戦略的な…
前回は、早稲田大学商学部に数学型入試で合格したAさんと地歴型入試で合格したBさんを登場させた。Aさんは理数系の強みをアピールしてコンサルティング会社に就職、Bさんはコンサルティング会社には不採用でメガバンクに就職、という仮想ケースを考えた。 今…
早慶ブランドは就職に強い----これは誰もが知る"定説”だろう。例えば、早稲田大学商学部と筑波大学理工学群社会工学類の就活力を比べれば、多くの人が「そりゃ早稲田でしょ」と思うに違いない。 でも本当にそうなんでしょうか。仮想ケースで考えてみます: …
最近、「国際卓越研究大学」の2回目公募に8大学が申請したとのニュースが報じられた。申請したのは、東大、京大、阪大、東京科学大、名古屋大、九州大、筑波大、早稲田大。 早稲田を除く国立7大学は「指定国立大学法人」。神戸大と一橋大は申請しなかった…
大学で何を学ぶか。理系に比べたら、文系学部の学習負荷は少ない。そのおかげで、何か別のことができる。 大手企業に就職する選択肢を保持しつつ、何か好きなことに挑戦できる。何かの資格(会計士、弁護士など)を目指す、漫画を描く、小説を書く、演劇をす…
大企業に就職して定年まで勤める時代ではなくなった。それはみんなわかっている。でも、多くの学生が大企業に就職しようとするのはなぜだろう。有名企業ブランドへの憧れ、親が喜ぶ、当面の安定、初任給が高い、研修プログラムが充実している、などなどが理…
2023年7月に始めたこのブログ、最初の頃に「MARCHに合格できるなら 横浜市大・東京都立大の理系学部を目指す時代が来た」と題した自分の考えを書いた。 現在高2の娘が公立中学校を卒業するとき、この認識は了見が狭かったことを痛感した。スポーツ万能、勉…
高校数学では、数IIで複素数、数学Cで複素数平面を学ぶ。 正直、I、II、III、A、B、Cとかどうでもいいんだけどね。高校数学の指導者でないと、単元移動の時系列推移はわからないだろう。 虚数の英訳はimaginary numberで、想像上の数という意味だ。虚数は物…
小学校低学年の頃、正義の味方である弁護士に憧れた。どうしてもドラマの名前を思い出せないのだが、そのドラマに司法試験に落ち続ける万年浪人の男性が出てきて、弁護士になる気が完全に失せた。 やはり子供の頃、ニュースで東京地検が家宅捜査に入るシーン…
自民・公明・維新の3党が高校授業料無償化について正式合意した。2025年度から全世帯に年間11.8万円を支給し、2026年度から私立高校に通う世帯には年収制限なく年間45.7万円を支給するという案。2025年度は1千億円台、2026年度は5千億円超の予算規模。 自…
米新聞大手のニューヨーク・タイムズに関する最近のネットニュース。2024年12月末のデジタルの有料購読者数は1082万人で、紙媒体の購読者数は61万人。デジタルの購読者は9月末から35万人増加。 今や、デジタルコンテンツなんだ。そして購読者数が伸びている…
2月14日、神奈川県公立高校入試日。去年は最初の英語が難しかったが、今年は午前最後の数学がかなり難しく、数学の実力差が圧縮されてしまったようだ。 特色検査を受ける受験生の場合、今年の入試日程はかなりキツい。多くの受験生が初日の結果について良い…
「10年後のハローワーク」。人工知能研究者の川村秀憲さんが書いた本だ。AIによってこれからの10年間に大きな変化が起きる。予想では、ホワイトカラーの仕事の7割はAIに代替される。つまり、ホワイトカラーの7割は人材としていらなくなる。 金融に至っては…
2024年の出生数は70万人を割る見込みだ。今の高3生の出生数は109万人だったので、この18年間で36%も減ったことになる。1989年(平成元年)の出生数は124万人なので、少子化は加速している。団塊ジュニアの出産期がほぼ終わったことが大きい。 今年生まれた…
高2で文系理系に分かれる学校や、高2で物理または生物を選択履修する学校の場合、高1の夏休み明けの早い段階で、どちらかに決めなければいけないと思う。 女子はこの選択に悩む。 2024年度共通テスト 理科の受験者数 化学 180,779人 物理 142,525人 生物 …
8月28日に令和6年度学校基本調査速報値が公表された。 大学学部生は262.8万人で、国立大43.3万人、公立大14.7万人、私立大204.7万人(2024年5月1日現在)となっている。 大学学部生の数は昨年が過去最高だったが、今年は4,236人の減少となった。人口減のペ…
子供(娘)には幸せな人生を歩んでほしい。親の切なる願いだ。幸せな人生とは何か?だが、仲の良い家族を作って欲しいと思っている。 学力は社会に出てから大きな武器になる。だから、自分の学力を高めたいし、学力の高い異性に出会いたい。学力=学歴と単純…
生命保険会社とは一見関係のない話題からスタートする。日銀は2024年7月に開催される金融政策決定会合で国債買い入れ減額の具体案を決定する見込みである。最近、これよりもインパクトのあるニュースが報じらた。財務省が国債発行の年限を短期化する方向で検…