文系理系分け
公立高校の教育課程で一番気になるのは、文系理系に分かれるのが高2なのか高3なのかという点だと思う。高2で文系理系に分かれる場合、高1の夏休み明けには文理選択をする。これは正直、早過ぎるというか、見切り発車になる。
高2で化学/地歴探究科目のいずれかを選択履修し、高3で正式に文系理系に分かれるパターンもある。化学を選択すれば理系、地歴探究科目を選択すれば文系になる可能性は高いが、高2の夏休み明けに「やっぱり文系(理系)にする」選択肢が残るのは大きいと思う。
高2型:
横浜翠嵐、川和、小田原、大和、相模原、鎌倉、横浜平沼、横浜国際(国際科)
高3型(高2で化学/地歴探究履修):
柏陽、多摩、希望ケ丘、茅ケ崎北陵
高3型:
湘南、厚木、横浜緑ケ丘、光陵、横須賀、平塚江南
高1の理科基礎科目
化学基礎、物理基礎、生物基礎の3科目を履修する学校もあれば、2科目を履修する学校もある。3科目履修はヘビーだけど、どの科目に向いているかを判断できるというメリットがある。高2で物理基礎を履修する場合、物理か生物かの選択が遅くなる。
3科目型:
横浜翠嵐、柏陽、厚木、川和、小田原、大和、相模原、平塚江南
高2の化学
高2で化学を全員必修にする学校がある。高3で文理選択をする学校の一部で見られる。
化学必修型:
湘南、厚木、横浜緑ケ丘、光陵、平塚江南
高1の地歴2科目
高1で地理総合(または歴史総合)、高2で残りの1科目を履修する学校が多いが、高1で地理総合と歴史総合を履修する学校もある。高2で生徒全員が地歴探究科目を履修できるメリットがあるけど、定期テストの負荷は高くなる。
地歴2科目型:
多摩、希望ケ丘、光陵、横須賀、平塚江南、横浜平沼
高1での理科基礎3科目履修や地歴2科目履修の場合、定期テストの負荷が高くなる。しかし、大きなメリットが一つある。それは、共通テストに対応できるかどうかの判断ができることだ。