このシリーズ、これまでは以下の通り:
第1回:学校推薦型選抜
第2回:社会学類のカリキュラムと進路
第3回:国際総合学類のカリキュラムと進路
第4回:早稲田政経との併願はありか(前編)
前編では、筑波大学 社会・国際学群の合格者の上位層(共通テスト得点率85%程度)が早稲田政経とW合格する可能性があること、その場合にはどちらを選ぶかという問題に直面するかもしれない、という話をした。
では、実際にどう判断するかを考えてみる。
筑波大学 社会・国際学群に進学すると、行政機関や国際的な活動機関で働いたり、大学院に進学したりする道が開ける。卒業生の約3割はこうした進路に進み、学術的・専門的なキャリアを積んでいる。
一方で早稲田政経では、ブランド力と人的ネットワークを活かして、有名企業や金融機関への就職を目指すのが一般的である。
ここで重要なのは、将来像がはっきりしているかどうかだ。目標や興味が明確であれば、迷うことなく自然に選択できる。しかし、まだ具体的なキャリア像を描けていない場合は、どちらを選ぶべきか悩むことになる。
世間的には、難関国立10大学+早慶の評価が非常に高く、筑波はその中に入っていない。だが、進学先を世間の評価だけで決めるのはもったいない。筑波には、学際的な学びの環境、都会を離れた落ち着いたキャンパス、互いに刺激し合う学生コミュニティなど、他にはない魅力がある。
こうした環境に価値を感じるなら、世間の評判に流されず、筑波を選ぶ意味は十分にある。我が家はこのグループに属する。
最終的には、自分の興味や将来のビジョンを軸に判断することが、最も後悔の少ない選択につながる。偏差値ランクやブランドだけでなく、「自分がどの環境で何を学びたいか」をしっかり意識することが大切だと思う。
次回(最終回)は総まとめをしたい。