公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

慶應SFCの学び#1 研究会とは何か

 高2娘がどの大学・学部を受験するかについて、自分は5つの評価軸(入試適性・学び・キャンパス環境・進路・費用)を使って考えを整理するようにしている。

 筑波大学理工学群社会工学類(前期選抜の本命)、筑波大学社会・国際学群(前期選抜の第2候補)、明治大学総合数理学部(併願私立)については、この手法に基づいて評価を改めた。

 

 さて、慶應SFCの2学部(環境情報学部と総合政策学部)も簡単に評価しようと思ったが、これがなかなか難しい。5つの評価軸のうち、とりわけ「学び」の部分が捉えにくいのだ。

 

 5つの評価軸に入る前に、3回シリーズで慶應SFCの学びにフォーカスする。

 

「研究会」を軸に自由にカスタムする学び

 学部入学案内の中に出てくるキャッチコピーがこれで、両学部には150を超える研究会があり、1年次の秋にはいずれかの研究会に所属することになるようだ。

(例)

 脳情報の研究と解析

 演劇とジェンダー

 実践発想ストーリーズ・スタジオ×創作研究ラボ

 ウェルビーイングに関する研究と実践

 社会学の方法論

 

 理系学部の研究室とも文系学部のゼミとも違う。自分で課題を発見して、その解決に向けてプロジェクトを動かしていく。

 最初は上級生の指導を受けながら活動に慣れ、共同研究で役割を担いながら、徐々に個人研究に繋げていくイメージだろう。企業との共同研究や官公庁からの委託研究もある。

 自己主張ができるタイプでなければ埋もれてしまう可能性もあるが、逆に大きな自由度を活かして面白いことができる可能性もある。学びの振れ幅は大きい。

 

 次回は、科目群がどうなっているかをみる。