公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

親が示すキャリアの「型」

 高3娘が将来どんな職業に就くか、それは全くわからない。でも、親として一つの「型」は示している。

 

 データ・AIを駆使して新しいプロダクトやサービスを展開する、テック系企業のプロジェクトマネジャー(PM)。テクノロジーを理解しつつ、ビジネス寄りに立つポジションだ。ハード・ソフトの開発は専門のエンジニアが担う。PMは何を作るか、どう価値につなげるかを担う。ここでいうテック系企業は、巨大企業とは限らない。スタートアップから急成長期に入りつつある企業を含む。

 

 第1志望の国立大学の文理融合系学部に進学し、修士までの6年間でデータサイエンスとその実装をしっかり学ぶ。企業連携プロジェクトやテック系企業でのインターンを経験する。

 

 これはあくまで一つの型に過ぎない。娘が実際にどういう選択をするかは、さまざまな経験の中で、自分なりに決めていくだろう。

 

 今となってはその方向性はなくなったようだが、もし娘が純理系(理工系)に進んだとしたら、別の「型」を示したと思う。

 

 年商数千億円規模で、特定の企業に依存せず、ニッチ領域で競争力のあるプロダクトを持つグローバルなティアワン企業。その中で、テクノロジーとビジネスの境界に立つポジション(やはりPM)を狙う。

 

 国公立理系に進み、英語力を武器として備えれば、このルートは十分に狙える。最初の数年は開発や製造の現場で技術を身につけ、その上でテクノロジーとビジネスの接点に立つ役割へと移っていく。技術に寄りすぎず、かといってビジネスに寄りすぎない。その中間で価値を生み出すキャリアは、かなり面白いものになるはずだ。

 

 新興テック系企業のPMとグローバルティアワン企業のPM。キャリア市場のスイートスポットだ。