国公立大学の社会工学・データサイエンス系学部・学科を志望する受験生は、(自分の知る限り)2次試験で理科が課されないため、共通テストの理科に集中し、余った時間を他の科目の強化に充てることができる。
しかし、難関私立大学の経営工学・社会工学・データサイエンス系学部・学科を併願する場合、2次試験で理科が課されるので、共通テスト理科特化では対応できない。
中央大学の理工学部再編により、2026年4月に社会理工学部が新設される。「社会」と「理工」が組み合わさった学部名から、文理融合系を期待させる。高2娘にとって有力な併願先になるのかどうかと思って、学部別選抜の科目・配点を見ると、しっかり理科が入っている。
社会理工学部の学部別選抜
<ビジネスデータサイエンス学科>
英語100点、理科(1科目)100点、数学150点の計350点。
<都市環境学科、人間総合理工学科>
英語100点、理科(1科目)100点、数学100点の計300点。
ビジネスデータサイエンス学科は数学のウエイトが高く、文系科目(英語)の配点割合は28.6%しかない。これ、文理融合系の入試フォーマットではない。
前回シリーズで取り上げた明治大学総合数理学部も数学のウエイトが高く(配点合計の62.5%)、2025年度学部別入試結果を見ると、男女差(受験者倍率の差)が大きかった。中央大学社会理工学部の入試結果は今年どうなるだろうか。
難関私立大学の入試制度に合わせて2次用理科の対策をするか、国公立大学の入試制度に合わせて2次用理科を捨てるか、高2の今頃は受験戦略上の重大な岐路に直面している。
続く