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共テ利用入試の戦略的価値(後編)

 国公立大学志望の受験生にとって、共通テスト利用入試は狙うべきものなのかどうか。

 

 慶應義塾大学の総合政策学部と明治大学の総合数理学部の学部別入試は2/17にバッティングする。どちらかに絞るか、明治の共通テスト利用入試を狙うか。後者の場合、合格できても慶應SFCの合格発表前に入学金を納めなければならない。

 

 高2娘の第一志望は筑波大学の社会工学類で、2次で理科が課されない。つまり、共テ理科(物理/化学)の得点率を上げることにフォーカスするのが最適解になる。しかし、これは大きなデメリットを伴う。2次の理科(記述式)を”捨てる”ことになり、MARCH理工学部の学部別入試が厳しくなると考えておく必要がある。

 

 しかし、共通テスト利用入試で合格できれば、デメリットは一気に解消される。河合塾で物理か化学の通年コースを受講したら 25万円+はかかる。共テ理科にフォーカスすることで共テ得点率アップを図る。浮いた受講料を共通テスト利用入試合格で生じる入学金二重払いに当てる。つまり、入学金二重払いはこの戦略のコストと考えれば良い。

 

 2026年度入試日程に基づいて、具体的に検討してみる。

明治:総合数理学部
中央:社会理工学部
慶應:環境情報学部、総合政策学部

 

1/16 明治・中央 出願期限(共テ利用)

1/17-18 大学入学共通テスト

1/26 明治 出願期限(学部別)

2/11 明治 合格発表(共テ利用)

2/13 中央 合格発表(共テ利用)

2/17 明治 学部別試験
2/17 慶應 試験(総合政策)

2/18 慶應 試験(環境情報)

2/19 明治 入学金納付期限(共テ利用)

2/20 中央 入学金納付期限(共テ利用)

2/24 明治 合格発表(学部別)

2/25 慶應 合格発表

2/25 第1志望国立大学試験

 

 共通テスト前日が共テ利用入試の出願締切というのが、なんとも面白い。理由はいろいろ想像できるが、とにかくそうなっている。

 

 2/11に明治の共テ利用入試の合格をゲットできたら、2/17の学部別入試はパスする。慶應の総合政策学部の入試を受けるかどうか、これはわからない。高3の8月終わり頃に娘がどう考えるかによる。2/17をオフ日にして、2/18の慶應環境情報に全集中する選択も十分にあるだろう。

 

 明治の共テ利用入試に合格したら、2/19までに入学金を納める。そして、慶應環境情報の合格発表を待つ。

 

 中央の社会理工は2026年度入試結果を見ないと難易度がわからない。共テ利用入試の合格ラインがどうなるのか、要注目だ。

 

(補足)

 2次理科を”捨てる”といっても、河合塾の物理/化学の通年コースを受講しないということ。これだけでも、相当の時間削減になる(他に回せる)。ただ、全振りはできない。春季講習では物理と化学を受講する予定。学校でも高3で物理・化学を履修する。