公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

学歴ピラミッドのスイートスポットとなる4つの条件(#3)

前回までの話

 学歴ピラミッドは、人々に共有されてきた価値体系のようなもので、ピラミッドの高い方にいれば、一流企業や官公庁へのパスポートになっていた。しかし、一流企業・官公庁に入る=成功ストーリーではなくなり、価値体系の根幹が揺らいでいる。

 成功ストーリーは与えられるものではなく、自分で描く時代になった。自分のストーリーを描き始める前提として、多くの経験の蓄積が必要になり、材料が揃ったところで、何らかの偶然や出会によって、ストーリーの組み立てが始まる。

 

スイートスポットを探し始めたきっかけ

 学力というものを単純化して、言語能力と理数系能力の2要素でくくってみる。個々人の言語能力と理数系能力の組み合わせは多様であるのに対して、大学入試というのは特定の組み合わせが有利になる。

 高2娘が小学生の頃から、娘の組み合わせは大学入試に最適化されたものではないという感覚があり、偏差値という指標だけで大学を選ぶと”得をしない”と思うようになった。

 多分、この頃からスイートスポットを無意識に探し始めた。

 

スイートスポットとなる4つの条件

 我が家の場合、以下のようになる:

1. 公立上位校で学業と部活動の両立させながら到達できる入試難易度

2. 大学での学びを通じて思考の軸を獲得できる

3. 大学での学びがキャリア形成に繋がる

4. 偏差値プレミアムを払わなくて済む

 

 条件1は、中学受験や受験勉強全振りを前提とする大学・学部はスイートスポットではないことを意味する。

 条件2は、スキルや資格などよりも重要な位置付け。

 条件3については、大学進学が高額投資であることを考えれば、こうあって欲しい。でも条件2に比べると必須ではない。

 条件4は、入試難易度が高い割に条件2&3が弱い大学・学部を指す。

 

 文学部出身の人で活躍している人は多いが、ユニークな思考の軸を持つからだと思う。