公立ルートを行く

公立上位校から学歴ピラミッドのスイートスポットへ

学歴ピラミッドのスイートスポット(#1)〜価値体系が揺らいでいる

 学歴ピラミッド(大学序列ともいう)は、実態として存在するわけではないが、多くの人に共有されてきた価値体系のようなものだ。

 

 ピラミッドの縦軸は偏差値で、その頂点には東京大学が存在する。東京大学が無理なら、そのすぐ下の難関大学のどれかに入りたい、これも難しいなら次の層の大学群のどれらかに入りたい、まぁこんな感じで我々はこの価値体系の影響を受けている。

 

 なぜ、ピラミッドの高い方がいいのかといえば、高学歴が一流企業や官公庁へのパスポートになっていたからだ。今でも、就活戦線において有利なスタートラインに立てるとは言えそうだ。

 しかし、一流企業に入る=幸せな人生が約束される、という時代ではない。

 

 ある時期までは、一流企業にはある種の成功ストーリーが伴っていたように思う。しかし今、一流企業にそのような成功ストーリーは付随していない。一流企業は相変わらず高収益を上げているが、そこで働く多くの社員の成功は必ずしも保証されていない。

 偏差値の高い大学を目指して勉強して、運よく目標の大学に入っても、さぁどうしよう、次はどこに向かっていけばいいんだろう、ということになる。

 

 学歴ピラミッドは人々に共有されてきた価値体系だが、今は揺らいでいる。しかし、この価値体系がまだ存在する以上、完全に無視するわけにもいかないし、だからといって、揺らいでいる価値体系を信じ続けるわけにもいかないのである。