高2娘の併願私立の候補として、明治大学総合数理学部を考える本シリーズ。
第1回:入試適性
第2回:学び(カリキュラム)
第3回:キャンパス環境
第4回:卒業後の進路
第5回:費用
最終回(シリーズ第6回)は、5つの評価軸で総まとめをする。
入試適性
学部別試験は英数2科目で、文理融合型の試験。数学の配点割合が62.5%と高い(理想は50%)が、対応可能。共通テスト利用入試は、国・数・理・英4科目で82-83%の得点率がボーダーなので、狙えるレンジにある。全学部入試試験は、併願する他学部があれば検討に値する。入試適性は高いと判断する。
学び(カリキュラム)
現象数理学科では、数理科学をベースに、自然・社会現象をモデリング(数式化)し、コンピュータシミュレーションをする。2026年度から、現象数理統計学科に変更となり、AIやデータサイエンス関連の教育を強化するので、文理融合系の学びに近づいていくことが期待できる。
キャンパス環境
中野キャンパスで、自宅から通える。ただ、地上14階建てのビルなので、筑波大学のキャンパスと比べたら、理想的な環境とまでは言えない。
進路
現象数理学科の大学院進学率は24%(2024年度実績)とやや低い。50%ぐらいは欲しいところだ。
費用
学部4年間で682.4万円、修士2年間で211.6万円(6年間トータルで894万円)。明治の商学部(4年間)より396万円高くなるが、専門知識・スキルを獲得する対価と考えるしかない。自宅通いなので、一人暮らし費用はかからない。
以上を総合的に評価すると、有力な併願候補であると考える。