湘南高校の教育課程、入試難易度、大学合格実績を独自の視点で見る。
教育課程
高3で文系理系に分かれる。高1・高2は芸術科目を除いて全員共通。この学校ならではのユニークな点は以下:
高3理系
日本史探究または世界史探究を選択履修する(教育課程表の見方が間違っていなければ)。
高3文系
化学基礎+物理基礎または化学基礎+生物基礎を選択履修する。つまり、共通テストを受けることが前提になっている。
理科の進度がやや遅い。高1で化学基礎と生物基礎、高2で化学と物理基礎。高3から物理または生物を履修する。文系理系どちらの科目もしっかり学んでもらう方針で、都立の進学指導重点校のカリキュラムに一番近い。
S値合格者平均・ボーダー
S値合格者平均1,035点
S値ボーダー1,006点
差29点(2.4%)
合格者平均は、全県模試調査による合格者の内申平均・学力検査平均・特色検査平均をS値に単純換算した。S値ボーダーは全県模試調査数字。
実質倍率は1.58→1.54に少し低下した。
入試選考基準は462型(内申4、学力検査6、特色検査2)。進学重点校トップ校の合格ラインとして、換算内申129、学力検査440、特色検査55を仮定した場合、この組み合わせ(→S値1,020点)で合格ゾーンに入る。
特色検査55点をベースにするのは大変だ。50点だと、ほぼボーダーになってしまう。
大学合格(進学)実績
大学合格実績は、頂点(東大)から下に向かって眺めるのが一般的。しかし、本ブログでは、学歴ピラミッドのスイートスポット(主に準難関国公立大学)を中心に眺めてみる。
難関25.8%
その他国公立19.0% ←スイートスポット
難関:難関国立10大学+国公立医学部
+早慶理系+早慶文系上位学部
<早慶進学者数の簡便的推定>
延べ合格者数の47.5%を実進学者数
そのうちの15%を理系学部
残りの85%のうち20%を文系上位学部
<生徒数>
卒業者数353人(10/29県教育委員会公表資料より)を分母として計算した。
難関ゾーン合格者91人(25.8%)に対して、スイートスポット合格者67人(19.0%)で、難関>スイートスポットになる。
湘南高校の場合、スイートスポットではなく難関ゾーンが中核層になる。浪人率(進学準備等)は、28.4%→31.4%に上昇した。教育課程(文理分けが遅い)、難関志向、活発な部活動の3つの要素が重なって、公立上位校の中では突出した浪人率になっている。ただ、浪人成功率は高そうなので、これで成り立つのだと思う。