一橋大学経済学部を目指すか、横浜国立大学経済学部を目指すか。国公立志望の首都圏在住の高校生の中には、この選択に悩む人は結構多いんじゃなかろうか。
現在の学力がこの両大学のちょうど中間に位置しているとする。一橋経済を挑戦校、横国経済を適正校とすれば良さそうだが、入試内容が違い過ぎる。一橋を目指すなら、2次(前期日程)の地歴対策に相当の時間を費やさなければならない。横国経済の2次は英数2科目。併願私立として想定されるのが慶應経済で、英数2科目+小論文。
大学進学後のことを考えたら、地歴にそこまで時間をかけたくない。でも、一橋ブランドを獲得するには、地歴対策をしなければならない。
経済学部配点合計:1000点
2次地歴:160点(16%)
仮に地歴の合格者平均96点(得点率60%)に対して64点(同40%)だと32点ビハインドになる。総得点ベースの合格者平均とボーダーの幅が4−5%程度とすれば、地歴だけで3.2%を使ってしまうことになる。
一橋ブランドを獲得するために地歴対策をするか、横国経済に照準を合わせて、英数2科目に重点投資するか。
横国経済の2025年度入試結果(前期)
合格者193人
入学者159人
34人(17.6%)が入学辞退する。このうちの何人かは慶應経済を選択したのではないかと想像する(W合格で横国経済を選ぶ人もいるだろう)。
地歴って、時間をかければ成績はどんどん上がっていきそうだが、東大・一橋レベルの問題になると、時間投資に対する効果は個人差が大きくなるのではないかと思う。過去問を解いても、合格ラインに届かない。こういう事態に直面する可能性は十分にある。
しかし、地歴対策に時間投資をしてしまうと、横国経済への志望変更に、なかなか踏み切れないかもしれない。
高2の終わりに一橋経済と横国経済のどちらを第1志望にするか。学力的には両大学の中間ゾーンにいる場合、ブランドの重みと戦略的合理性のはざまで悩むことになるが、我が家なら自分のベスト校戦略に従って横国経済を選ぶ。
自分のベスト校戦略:現在の学力、性格(集中力や持続力など)、興味や関心などを踏まえて、適正校=自分のベスト校を特定し、その合格のために最適な学習プランを構築・実行すること。