横浜国立大学は、「学歴ピラミッドのスイートスポット」の一角だ。
学歴ピラミッドとは、東大を頂点とした大学序列の構造を指す。その中でスイートスポットとは、「無理なく届き、質の高い学びと多様な出口を提供する」戦略的な地点のこと。リスクとリターンのバランスが絶妙な位置にある大学群を意味する。
都市科学部の総合型選抜で一番募集人員が多いのが都市社会共生学科。この学科は、文理融合型というよりは、社会科学分野横断型ではないかと思う。
都市社会共生学科の総合型選抜の2026年度入試日程は以下のとおりで、かなりの長期戦になる:
出願期間:9/11〜9/18
第1次選抜(書類審査)合格発表:10/22
第二次選抜(面接試験):11/8
第2次選抜合格発表:11/26
共通テスト:1/17-18
最終合格発表:2/10
募集人員
一般選抜前期日程 30人
一般選抜後期日程 8人
総合型選抜 28人
YOKOHAMA SOCRATES 8人
計74人
総合型選抜の概要
第1次選抜は書類選抜(調査書、自己推薦書、課題作文など)。自己推薦書は600字程度、課題作文は1,500-2,000字程度。
第2次選考は面接(自己推薦書と課題作文に関する質疑など)。
最終選抜は共通テスト(700点満点)。国語(200点)、地歴・公民1科目(100点)、外国語(200点)、数IA(100点)、数IIBC/理科基礎2科目/理科発展1科目/情報Iから選択(100点)。
2025年度入試結果
募集人員26人に対して、受験者101人、第1次選抜合格84人、第2次選抜合格70人、最終合格27人(入試倍率3.7倍)。
第1次選抜と第2次選抜を通過する受験者が多く、最終選抜で合格者数がガクンと下がる。これを見る限り、共通テストの得点順位が大きいと考えられる。一般選抜前期日程の共通テストボーダーは78%(河合塾)。一般選抜の共通テスト7科目に対して、総合型選抜は5科目と少ないので、共通テストボーダー+3〜5%が安全ラインかもしれない。
実際のボーダーラインは78%以下である可能性もある。高3夏の時点で、自分の共通テスト得点率を予想するのは簡単ではない。
一般選抜
一般選抜(前期日程)は、共通テスト900点(文系理系どちらでも受けられる科目構成)、個別学力検査(小論文)500点の計1,400点。入試倍率5.0倍。
一般選抜(後期日程)は、共通テスト900点、個別学力検査(面接)200点の計1,100点。共通テストボーダー得点率は82%。入試倍率10.8倍。
まとめ
都市社会共生学科を第1志望にすることは、小論文型入試への特化を決断することでもある。一般選抜前期日程では小論文、総合型選抜では課題作文が課される。総合型選抜と一般選抜の併願が良さそうだ。