高2娘が志望している社会工学は、数学の強度を高めた社会学・経済学という側面がある(イコールではない)。大学に入って線形代数、微積分、統計数学を学ぶことを考えたら、高3で数IIIを履修しておくのが理に適っている。
今回は、2次試験科目に数IIIが入っている難関国立大学経済学部を調べてみた。
九州大学経済学部経済工学科は数III必須。2次試験は、国語、数学(数IIIを含む)、英語の3科目。共通テストは文系理系どちらでもOK。募集人数は、前期日程66人(経済学部全体159人)、後期日程19人(同45人)。後期日程の小論文(数学と経済の融合問題?)は超難しそう。
経済学部の学科レベルで数III必須はここだけだと思う。
京都大学経済学部と東北大学経済学部は、入試の入り口として理系枠を設けているが、募集人数が少ない。
京都大学 前期25人(全体215人)
東北大学 前期10人(全体157人)
後期10人(全体35人)
京都大学の2次試験は、国語、数学(数IIIを含む)、英語の3科目。共通テストの理科は発展1科目。
どういう受験生が受けるんだろう。入学後は少数派。
東北大学の2次試験は、数学(数IIIを含む)、理科(発展2科目)、英語の3科目。後期日程の2次試験は数学のみ。共通テストの理科は発展2科目。
完全な理系入試。全員これで受けるなら面白い。
一橋大学経済学部の後期日程の2次試験は、英語と数学の2科目で、数IIIが含まれる。但し、受験者が不利にならないように選択問題が用いられている。
東大文系が残念だった受験生が集まる壮絶な戦いだろう。