公立ルートを行く

娘が選んだのは公立ルートだった。親は制度と現実を見てちょっと整えるだけ。

千葉大学文学部 行動科学科の後期日程を調べる(2025年6月)

 千葉大学文学部行動科学科は文理融合型。理系でも文系でも受けられる。共通テストで地歴・公民1科目、理科2科目(但し、基礎の付かない発展科目)の選択ができる。

 

前期日程
共通テスト475点
2次550点(国・数・英)
 計1,025点

 数学の範囲は数IA・数IIBC。

 ↓

後期日程
共通テスト475点
2次400点(小論文)
 計875点

 小論文は英文読解力、考察力、論理的思考力等を総合的に評価する内容になっている。

 

河合塾ボーダー(Kei-Net)

前期日程
共通テスト得点率76% 偏差値57.5

 ↓

後期日程
共通テスト得点率80%

 

2025年度入試結果(後期)

 募集人員15人に対して、受験者97人、合格者20人(入学者17人)。

 後期日程としては悪くないんじゃなかろうか。合格者の男女比はイーブン。

 

入試難易度

 そもそも、前期日程からして難易度が高い。

 2次で数学が課される。東北大学(文学部)や北海道大学(総合入試文系)を目指していた受験生が最終的に千葉大行動科学科を受験するパターンが結構ありそうだ。

 

 後期日程は小論文の配点割合が45.7%と高いので、共通テスト得点率78%ならチャンスがあるように思う。

 英語が武器であることが大前提。

 

 本気でこの学科で学びたいなら、11月に実施される学校推薦型選抜(評定平均4.3以上が条件)が一番狙い目だと思う。

 受験は決断が早い方が得をする。

 

 高2娘の場合、社会工学が第1希望だから、受けるなら後期日程しかない。小論文だけなのは魅力的。前期日程の2次(個別学力検査)が終わったら、普通は脱力状態になるだろうから。

 行動科学は数学が必要な分野。数IIIの履修を前提にしたら、もっと面白くなりそうだけどね。