東京都の進学指導重点校(7校)と神奈川県の学力向上進学重点校(8校)は、まぁ同じようなものと勝手に考えていたが、実際のところはどうなんだろうか。
東京都の進学指導重点校の選定基準は公表されていて、(1)共通テスト5教科7科目(令和5年9月の時点)の受験者割合が概ね6割以上、(2)共通テスト得点率8割以上の受験者が概ね1割以上、(3)難関国立大学等の現役合格者15人、とされている。
難関国立大学等は、東大、京大、一橋大、東京科学大、国公立大学医学部医学科を指す。
神奈川県の学力向上進学重点校の選定基準はわからない。令和5年10月に神奈川県教育委員会が学力向上進学重点校8校(3校追加)を指定したが、選定基準についての説明はなかった。恐らく、東京都の進学指導重点校の選定基準と似たようなものだと思う。
難関国立大学等が、東京一科&国公立医学部を指しているのには正直驚いた。「東北大学じゃなくて東京科学大でないといけないんですか」とかツッコミを入れたくなる。
各校は、選定基準をベースに独自の目標値を設定して学校運営をしている。学校によっては具体的な目標値とその達成状況を公表していて、大変参考になる。
HPのちょっと目立たないところにあるけどね。進路説明会で配布される資料からも、目標値と達成状況が垣間見える。