公立ルートを行く

娘が選んだのは公立ルートだった。親は制度と現実を見てちょっと整えるだけ。

筑波大学見学(後編)

 KASUMI(スーパー)で買ったおにぎりを食べた後、自転車で大学の中心部へと向かう。

 

 右手に建設中の建物が見えてきた。来年には完成か。これが出来たら、外に芝生があるので、寝そべったりできるな。

 家に帰って調べたら、ワシントン大学、NVIDIA、アマゾンとのAI共同研究の拠点になるようだ。金あるね。

 

 漸く中央図書館に着いた。この辺りが中心部かな。中央図書館の1階にスタバが入っているんだ。コーヒーとクッキーを買って、外のベンチに座る。平日の昼頃なのに、どこもそんなに混んでいない。

 

 ベンチで人の行き来を眺める。今日はこれがしたかった。アスリートタイプの男女は体格がいいので目立つ。体育専門学群の学生だろうね。外国人も多い。国籍はいろいろ。万博行かなくていいじゃん。

 

 ここで6年間か。娘は大丈夫だろうかとぼんやり考えていると、後ろのテーブルの二人組(男女)の話が聞こえてきた。

 男子「人生の1/4をここで過ごしたのか。長いようで短い。これからは自分で決めるというより、決めなければいけないことがずっと続いていく。」みたいな話を女子にしていた。

 長いようで短いなら、いいか。

 

 自転車で帰路につく。14時過ぎで太陽の日差しもキツくてバテバテ。安めの学食みたいな場所があったので、値段をチェックした。カレーが5−6百円。インド人の女性が店に入るか迷っているように見えて、妙におかしかった。

 「多分、そんなに美味しくないと思うよ」

 

 サークルの勧誘ポスターがびっしり貼ってあるボードを眺める。鹿島神流武道部、旅と鉄道の会、アカペラサークル、アーチェリー部、などなど。

 たくさんあって、選ぶのが大変そうだ。ディープなのに入って「ヤバ」みたいなことにならなきゃいいけどね。

 

 自転車を返却して、駅に行く。お土産を買って、つくばエクスプレスに乗って、半分寝ながら40分ぐらいしたら、また北千住。この近さと安さがいい!!!

 北大だったら、こうはいかない。

 

 娘と一緒に再訪することになるだろう。

 でも、平日に学校を休むわけにはいかないんだよな。オープンキャンパスだと、普段の雰囲気がわからない。1年に数日、学校の授業なしで大学見学に行ける日があればいいのに。