参考書ルートのことを知っている人(特に受験生の親)は多いと思う。武田塾の参考書ルートが有名だ。YouTubeの動画を何度も視聴してきた。
結論から先に言ってしまうと、高2娘のように週に5日も6日も部活動をしている場合、参考書ルートに従って学習する余裕がない。学校に行って授業を受けて帰宅するまでにどれだけ理解できるかの勝負になる。学校からは、(参考書ルート的には)聞いたこともないような教材が配られているが、これを使っていくしかないのである。
中学時代から継続して通っている個人塾では、高1の最初の頃は英数2科目を習っていたが、知らない間に数学専科塾になっていたことを高1の終わり頃に知った。
英語については、さすがに高2で何かした方がいいだろうということで、英語の参考書ルートに従って、関正生先生のThe Rules(英語長文問題集シリーズ)の2と3をAmazonで買って娘に渡したところ、「学校の教材が4冊もあるから、そんなのやっている暇はない。」と即却下された。
学研プライムの竹岡先生の動画も視聴している。まだ、決めていない。The Rulesも一応部屋に置いてあるので、そのうち手を付けるかもしれない。
学校教材をほぼ無視して参考書ルートに従って学習する高校生もいるだろうし、学校教材を使って学習する高校生もここにいる。部活動に時間を取られる高校生は、少なくとも高1、高2の間は学校教材派になる方が良さそうだ。
最近、高校の各教科の内容をトータルに理解することによって、相乗効果のようなものが生まれる気がしてならない。この相乗効果は、数学あるいは英語だけ先行的に仕上げる方式では生まれない。確かに、高校教材だけでは入試で戦えるレベルにはならないだろう。しかし、学力が全般的に底上げされてから、参考書ルートの中の適当な教材を使う方が実は効率が良いのではないかと思っている。