公立ルートを行く

娘が選んだのは公立ルートだった。親は制度と現実を見てちょっと整えるだけ。

このブログが発信するメッセージ

 2023年7月に始めたこのブログ、最初の頃に「MARCHに合格できるなら 横浜市大・東京都立大の理系学部を目指す時代が来た」と題した自分の考えを書いた。

 

 現在高2の娘が公立中学校を卒業するとき、この認識は了見が狭かったことを痛感した。スポーツ万能、勉強もできて、トータルな意味でイケメン男子の多くがMARCH附属校に進学したからだ。将来、娘が彼氏として家に連れてきたら親として嬉しくなる男子達が不利になるわけがない。

 

 社会を生きていく上で一番大事なのは人間力=人間としての魅力=モテ力であり、学歴はそれを構成する一つの要素でしかない。「モテ力が大事だ」と題した話では、モテ力を
 容姿 × コミュ力 × 運動能力 × 学力

と書いた。(今見ると、5つ目の要素として行動力を追加した方が良さそうだ。)

 

 学力はモテ力を構成する要素の一つなので重要。しかし、他の能力を大きく損なってまで追求するものではなく、バランスを取りながら自分なりに高いところを目指していけばいいのだと思う。

 物理学者を目指すなら話は別。仮に運動能力が0.1でも学力が10なら1に戻る。

 

 国公立大学を目指す話になっているが、娘がどの科目にも関心を持って取り組むタイプだったからであって、スポーツや芸術の才能にもっと恵まれていれば、そっちの方向に進んでいっただろうし、数学が嫌いだったら迷わず私立文系に舵を切っただろう。

 

 娘の場合、なぜだかスポーツに打ち込むことが大前提で、その上で全ての教科に全力で取り組んでいる。バランスを保ちながら、学歴として娘なりに高いところを目指すとしたら、首都圏の準難関国公立大学になると考えるようになった。

 

 いろんなルートがあっていいと思うけど、公立中学校、公立高校で部活動に打ち込みながら、しっかり勉強して国公立大学に進学できたら、これは間違いなく自信になるルートだと思う。高校で履修する文系・理系の重要科目を習得したことを証するライセンスを得ること、国公立大学に進学するとはそういうことだと思う。みんなが得られるライセンスではないから、人生における差別化戦略につながっていく。

 MARCH付属校に進学したイケメン男子達は、国公立大学を目指すグループとは異なる差別化戦略を展開していると思う。モテ力を構成する要素は5つもあり(行動力を加えました)、その組み合わせは無数にある。