2025年度入試がもうすぐ終わる。河合塾の国公立大学合格発表日一覧を見ると、首都圏の最後を締めくくるのは東京農工大学後期日程で、今日が合格発表日。
東京大学の合格発表後(今年は3/10)、インターエデュに高校別合格者数ランキングが掲載され、サンデー毎日の特集号が発売される。去年あたりから「この瞬間に後期日程を戦っている受験生がいるんだよなぁ」という思いが強くなってきた。国公立大学を志望する受験生であれば、後期日程までを想定する。自分の子供は国公立大学志望なので、前期日程が残念なら後期日程を戦うことになる。
河合塾のサイトを見ると、東京農工大学後期日程の志願者数は工学部1,212人(募集人員189)、農学部775人(同62)。「ノーチャンスじゃん」と思ってしまいそうだが、実はそうでもない。2024年度の志願者数は工学部1,445人(募集人員187)、農学部717人(同62)となっているが、大学が発表している受験者数を見ると、工学部674人(倍率2.9)、農学部353人(倍率5.3)。後期日程の志願者数と受験者数はかなり違う。
東京農工大学後期日程の募集人員は多い。工学部の後期日程募集人員は189人(募集割合36.3%)、農学部は62人(同20.7%)。2次試験についても、工学部は英語、理科、数学の3教科が課されるが、理科は1科目。農学部はなんと英語だけ。
神奈川県の公立高校の高3生や既卒生で、今日この日に合格を決める人は間違いなくいるだろう。東京農工大学の合格はさぞかし嬉しいだろうね。