国公立2次試験や私立一般選抜を想定したとき、強みを発揮できそうな科目構成を見極める必要がある。高1の終わりはその辺が見えてくる時期だ。
高1娘は英数2科目型が得意であることがわかってきた。最近になるまで、数学の配点割合50%はあり得ないと弾いていたので、これは意外な発見だった。英語が得意で、数学がそれを打ち消さない程度のレベルにあるからだと思う。
これまでは、国公立理系の標準型である英数理科2科目型を前提に考えていたが、英数2科目型をメインターゲットにするとしたら、理科2科目へのアプローチが変わってくる。娘の場合、化学・物理・生物の中で潜在的に一番得意と判断しているのが化学。計算力、暗記力、思考力のバランス型だからだ。英数2科目型に全振りはできないので、理科2科目(化学と物理)にも取り組んでいくが、化学では攻めて物理では守りを固める戦略が良さそうだ。
物理で多少リードされても化学で挽回するイメージ。理科2科目に強弱を付けられる分、数学に時間を振り向ける。
難関国立文系の標準型は国社数英4科目型。娘はこの科目構成にも対応できそうなのだが、この方向には進まない(と思う)。文系学部の中で娘に一番合っているのは社会学部。一橋大学社会学部の入試難易度は高過ぎる。併願私立のイメージが湧かない。筑波大学社会・国際学群社会学類の2次は2科目型(英語が必須で、もう1科目は好きなのを選べる)。横浜国立大学都市科学部(都市社会共生学科)の2次は小論文。
この方向に進まない理由がもう一つある。社会(地歴・公民)で高得点を取るには相当の時間投資が必要になる。数学IIIを履修する方が差別化できると思うからだ。