大学受験の世界では、筑波大学は準難関国立大学の最上位の一角、神戸大学は難関国立10大学の一角に位置付けられる。
偏差値的にはほぼ同レベル。筑波に向いている受験生もいれば、神戸に向いている受験生もいると思う。
筑波大学か神戸大学かで迷っている高校生がいるはずだ。今回は、世界大学ランキング、出身高校所在地構成、人気10社(適当に独自選定した)への就職者数の3項目で両大学を比較してみたい。
世界大学ランキング
QS世界大学ランキング2025
第11位 筑波大学
第12位 神戸大学
THE世界大学ランキング2025
第9位 筑波大学
第14位 神戸大学
上海世界大学ランキング2024
第9位 筑波大学
第13位 神戸大学
教育・研究のウエイトが高い世界大学ランキングでは、筑波大学の方が神戸大学よりも少し高い評価になっている。
出身高校の所在地
筑波大学
関東64%(茨城16%、東京15%)、中部・北陸11%、北海道・東北7%、九州6%、近畿5%、中国・四国5%。
神戸大学
近畿64%、中国・四国13%、中部・北陸12%、九州5%、関東3%、北海道・東北2%
関東地方在住なら筑波大学、近畿地方在住なら神戸大学。問題は中部・北陸地方と九州地方。この地方在住の高校生は(どっちも遠いので)悩むかもしれない。
独自選定10社への就職者数(2024)
大学通信ONLINEより
文系・理系の就職人気ランキングを眺めながら、適当に選んだ。
筑波大学
アクセンチュア24、野村総研9、アビームコンサル5、伊藤忠3、サイバーエージェント10、楽天グループ-(4人未満)、博報堂(DY含み)2、NTTデータグループ11、ドコモグループ10、ソニーグループ19
神戸大学
アクセンチュア24、野村総研-(7人未満)、アビームコンサル8、伊藤忠3、サイバーエージェント-(4人未満)、楽天グループ4、博報堂(DY含み)3、NTTデータグループ11、ドコモグループ16、ソニーグループ-(9名未満)
入学定員は筑波2100人、神戸2,500人(丸めた数字)でほぼ同規模。かなり似たような人数になっていた。
大学のブランド(難関か準難関か)で悩むのはやめた方が良さそうだ。文系であれば、カチッとした経済学・経営学を学びたいなら神戸大学、学際的な学びをしたいなら筑波大学。都会に住みたいなら神戸大学、田舎暮らしOKで1時間で東京のど真ん中に行けるメリットを活かしたいなら筑波大学。