公立ルートを行く

娘が選んだのは公立ルートだった。親は制度と現実を見てちょっと整えるだけ。

今の時代に大手新聞社を目指すか

 米新聞大手のニューヨーク・タイムズに関する最近のネットニュース。2024年12月末のデジタルの有料購読者数は1082万人で、紙媒体の購読者数は61万人。デジタルの購読者は9月末から35万人増加。

 今や、デジタルコンテンツなんだ。そして購読者数が伸びている。

 

 日本経済新聞の2024年12月の有料購読者数は235万人で、デジタルの購読者数は102万人。

 ニューヨーク・タイムズと比べちゃいけない。実は結構頑張っている。

 

 読売・朝日・毎日の全国紙については、デジタルの有料購読者数を公表していない。

 都合の悪い情報は公表しないものだから、そういうことなんだろうと想像する。

 

 日本新聞協会によると、一般紙の購読者数(2024年10月)は2493万部で、前年比▲6.5%。2014年の購読者数は4168万部だから、この10年間で約40%減少した。

 市場の縮小ペースがやばいでしょ、これ。紙媒体の購読者数は激減していて、デジタルの有料購読者数でそれをカバーできていないと思う。日経以外の新聞社の未来はどうなるんだ?

 

 ニュースは知りたいけど、紙の新聞はもういいや。デジタルならネットニュースでいい。

 ニューヨーク・タイムズのデジタル版は購読料を払うだけの価値のあるコンテンツなんでしょ。

 

 今の時代に大手新聞社を目指すか。新しいビジネスモデルのニュース配信会社の方が良さそうだけど。

 有名企業に就職できたら安心なんてことはない時代だ。いや、危ない可能性すらある。

 

 でもね、将棋ファンとしては、大手新聞社には頑張ってほしい。将棋の重要タイトル戦は大手新聞社が主催している。竜王戦は読売、名人戦は朝日と毎日。今年1月に毎日新聞とスポーツニッポン新聞社(スポニチ)が王将戦主催から撤退すると報じられて、将棋界に衝撃が走った。新聞社はモデルチェンジしないと生き残れない。しかし、変革を内部から起こすのはなかなか難しい。