今回と次回の2回にわたり、筑波大学 理工学群 社会工学類のカリキュラムと入試制度(一般選抜)を見ていきたい。今回はカリキュラム編。
”つくばの社工”のコンセプトは、
社会問題×数理的アプローチ
=ソリューション力
3つの主専攻があり、2年次の春学期の終わりに主専攻を決めるようだ。それぞれの主専攻ごとに3つの専門エリアがある。
社会経済システム主専攻
計量分析システムエリア
公共システムエリア
戦略行動システムエリア
経営工学主専攻
マネジメントエリア
情報技術エリア
数理工学モデル化エリア
都市計画主専攻
環境とまちづくりエリア
都市構造・社会基盤エリア
地域科学エリア
文系学部としての経済学部や経営学部だと、数学を必ずしもベースにしていないのでそれが制約になってしまうが、つくばの社工では数学を武器に経済学、経営学を学ぶ。データサイエンスも学ぶので、統計解析等を駆使して社会現象を分析する手法も学べる。都市計画主専攻は、数学を武器に都市問題を考えたり都市計画を立案するのだと思う。
文理融合型学部としてよく紹介されるのは、九州大学の共創学部であったり、横浜国大の都市科学部であったりするが、本格的な文理融合型カリキュラムを学びたいなら、つくばの社工は有力な候補になる。歴史があり(1977年〜)、活躍しているOBも多いようだ。
次回は、入試制度編。