今回は、慶應義塾大学文系学部のうち、政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部、文化構想学部の学部別入試(2025年度)の概要を見ていきたい。
経済学部
(A方式400名、B方式200名)
A方式は、英語200点、数学(IAIIBC)150点、小論文70点の計420点。B方式は数学のところが地歴(世界史または日本史)に変わる。
河合塾ボーダー偏差値
A方式65.0、B方式67.5
英語の配点割合が47.6%と高い。小論文(60分)は面倒だが、配点割合は16.7%。トータル的には、国公立大学受験者が併願しやすい入試制度だ。
法学部
(法律学科230名、政治学科230名)
英語200点、地歴(世界史または日本史)150点、小論文100点の計450点。経済学部のB方式とほぼ同じだが、英語の配点割合が少し下がり(44.4%)、小論文(60分)の配点割合が上がる(22.2%)
河合塾ボーダー偏差値67.5
商学部
(A方式480名、B方式120名)
A方式は、英語200点、数学(IAIIBC)100点、地歴(世界史または日本史)100点の計400点。、小論文70点の計420点。B方式は数学のところが小論文(70分)に変わる。
河合塾ボーダー偏差値
A方式65.0、B方式67.5
英語の配点割合が50%か。経済学部のA方式をベースに英語の配点割合が上げた形だ。
環境情報学部(225名)
総合政策学部も全く同じ入試内容。
英語、数学(IAIIBCIII)、英語&数学または情報&数学が200点、小論文(120分)200点の計400点。
河合塾ボーダー偏差値70.0
この入試制度だと偏差値は無意味に近い。どういう受験生が受けるのだろうか。合否が見通し難いのに、小論文対策に時間を投資できないよね。
共テの対策をしながらの小論文対策は大変だ。来年の「高2で知る!」シリーズでは、小論文の中身を見ようと思う。