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高1で知る!一橋大学商学部の受験プラン

 一橋大学商学部を第1志望とする場合の受験プランを考えてみた結果が以下:

 

受験プラン

第1志望 一橋大学商学部
併願私立 慶應義塾大学商学部(A方式)
     早稲田大学商学部(数学型)
抑え私立 明治大学商学部
志望変更 神戸大学経営学部
後期日程 横浜国立大学経営学部

併願私立

 慶應義塾大学商学部のA方式は、英語、地歴(世界史または日本史)、数学の3科目入試で、数学の配点率は25%。早稲田大学商学部の数学型は英語、国語、数学(配点率33.3%)の3科目入試。尚、慶應商A方式の方が早稲田商数学型よりも入試難易度は低いとされている。

 商学部とは分野が異なるが、早稲田政経は総合問題(120分の試験で配点割合50%)、慶應経済は小論文(60分の試験で配点割合16.7%)への対策が必要になるので、併願先の候補から外すしかない。併願先の独自形式の試験問題への対応に時間を使っている余裕はない。

 しかしだ。一橋大学商学部に不合格となる受験生の早慶商学部の合格率は50%を切ると思うので、早慶の商学部は抑えにはならない。

 一橋大学商学部に合格した受験者の早慶併願成功率ではなく、あと少しだったのに合格できなかった受験者の早慶併願成功率が知りたい。

 

抑え私立

 明治大学商学部になる。

 一橋大学商学部の合格可能性が50-60%の受験生にとっては早慶が許容ラインだと思うので、抑え私立に合格しても納得できないだろう。明治大学商学部に合格しても納得できないとはね。これは早慶よりも上のランクの国立大学を目指す受験生が抱える問題だ。

 

志望変更について

 高3の10月〜11月に他の国公立大学に志望変更する場合、首都圏の国立大学にしたいのだが、神戸大学経営学部(偏差値62.5、共通テスト得点率76%)を選ぶことになってしまう。神戸大の配点割合は、共テ51.6%、個別学力検査(2次)48.4%で、2次は国語、数学、英語の3科目入試(配点率は各16.1%)。

 横浜国立大学経営学部(偏差値65.0、共テ得点率77%)の2次は英語または数学を選ぶ1科目入試で、一橋大学商学部を目指してきた受験生には軽量すぎる。

 横国経営はなぜこんなに軽量入試なんだろうか。共テで地歴公民1科目なのは良いとして、英語と数学の2科目入試にすれば、もっとステータスが上がると思うのだが

 

後期日程について

 第1志望を変更しない場合、どの大学の後期日程に出願するかだが、今度こそ横浜国立大学経営学部になる。共通テスト450点(50%)、個別学力検査450点(50%)で、数学と英語の2科目試験(各25%)。

 横国経営(後期日程)のボーダーは偏差値65.0、共通テスト得点率79%。受験者313人に対して合格者96人(実質倍率3.26倍)。チャンスはありそうだ。

 横国経営(後期)に合格すれば受験には納得できるかもしれないが、世間一般が認識している大学の序列では、横国経営=明治商(人によっては=<)。国公立文系の受験プランを難しくしているのはこれだ。

 

 一橋大学商学部を目指す場合、早慶が抑えにはならない。横国(後期)に合格できても、大学の序列では明治商と同格。神戸大はいいんだけど、文系で首都圏を離れたくない(しかも物価の高い都会に)。

 難しい選択だ。しかし、国公立文系の中で勝負するしかなさそうだ。