桐蔭学園高校は、併願確約基準が明確で、入学金の延納制度があり、大学合格実績も素晴らしい。男女共学化がスタートし、プログレス・アドバンス・スタンダードの3つのコースが導入されたのは2018年からで、実は最近のことだ。
それ以前の神奈川県の高校受験はどうだったんだろうと思ってしまう。
岡田校長のプレゼン力は凄い。1年前に娘はこの学校の説明会に行き、併願校はここだと即決した。
一般入試B方式(書類選考)
いわゆる併願確約を得られる入試制度で、国公立高校及び私立高校(オープン入試)との併願ができる。
プログレスコースの基準
5教科評定25以上(英検/数検準2級の資格を有する場合は24以上)または9教科44以上(同左の場合は42以上)。
アドバンスコースの基準
5教科評定22以上(英検/数検/漢検準2級の資格を有する場合は21以上)または9教科40以上(同左の場合は38以上)。
スタンダードコースの基準
5教科評定21以上(英検・数検/漢検準2級の資格を有する場合は20以上)または9教科38以上(同左の場合は36以上)。
プログレスコースの大学合格実績
国公立大学現役合格73名。現役合格率34.8%なので、プログレスコース卒業生は210名程度と推定される。国公立内訳は、東京1、東京科学(旧東京工業)10、一橋1、北海道1、東北3、大阪1、九州1、筑波3、横国13、千葉1、東京農工3、電通3、東京外語2、東京都立2、横浜市立1、他27。
完全に進学重点校レベルの合格実績だ。
アドバンスコースの大学合格実績
国公立大学現役合格20名。国公立内訳は、東北1、横国4、千葉1、東京農工2、東京都立3、横浜市立3、他6。
早稲田21、慶應16、上智15、東京理科21(早慶上理73)、GMARCH160。
卒業生数がわからない(400〜500か)。早慶上理の延べ合格者数とGMARCHの延べ合格者数のバランスが他の高校と違う(後者が少ない)。早慶上理の総合型・学校推薦型選抜による合格者が29名と多いことが理由の一つと考えられる。
(参考)
新城高校の現役合格者数
国公立21、早慶上理44、GMARCH244
海老名高校の現役合格者数
国公立20、早慶上理34、GMARCH270
併願確約基準から考えると、大学合格実績は新城高校や海老名高校とほぼ同じレベルのはずだが、GMARCH延べ合格者数が少なく(卒業生数対比)、早慶上理の延べ合格者数が多いのはなぜかという謎は残る。
スタンダードコースの大学合格実績
総合型・学校推薦型による合格者101名。そのうち、早稲田4、慶應1、上智2、東京理科1、GMARCH16名(一般入試を含む合格者数は44名)。
全国制覇のラグビー部からは、早稲田に6人、慶應に1人、明治に2人進学したようだ。どのコースかは知らないけど、このコースに多いかな。