公立ルートを行く

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法政大学国際高校の教育課程・大学進学実績(2025年度版)

 法政国際の前身は1933年に創設された潤光学園(女学校)。1949年に法政大学付属女子校になる。2018年に共学化し、国際バカロレア(IB)校に認定され、現在の校名に改称。

 桐蔭学園高校も2018年に共学化(併学からの移行)。共学化の波が押し寄せていたことがわかる。

 

 国際バカロレアコース(IB)とグローバル探究コースがある。IBコースの入学者は10名程度。以下、グローバル探究コースについて見ていく。

 

 娘の同級生を見る限り、女子が法政国際、男子が法政ニ高に行く。スポーツで大活躍した女子が法政二高に行くケースもある。

 

教育課程

 高1では、社会は歴史総合と公共、理科は化学基礎と物理基礎を履修する。高2・高3の必修科目は、地理総合、生物基礎、体育、保健、家庭基礎、総合的な探究の時間、地球市民。後は選択科目。

 地球市民I・IIは、教科横断的な視点から世界を理解し、社会課題を探究する学校設定科目。これは大学の教養課程で学ぶような贅沢な内容。

 

大学進学実績(IBコースを含む)

 2023年度卒業生311名。

法政大学進学 234名(75.2%)

(推薦合格)
経済35、法33、経営32、社会31、文24
人間環境14、キャリアデザイン13
国際文化12、情報科6、現代福祉4
スポーツ健康4、GIS(グローバル教養)4
デザイン工10、理工9、生命科4

 こんなにうまい具合に分散しないはず。成績順に推薦枠が埋まっていくのだと思う。

 学部数が多い。個人的にはデザイン工学部が面白いと思う。ブラタモリにも登場した陣内秀信先生は名誉教授だから、もう教えはしないだろうね。

 

他大学進学 62名(19.9%)
 国公立6、上智24、慶應9、ICU4、早稲田2、MARCH6、他11。

 国公立内訳は、北海道1、お茶の水女子1、横国1、横市3。

 想像していたよりも外部進学が多い。

 

その他 15名(4.1%)

 

入試

 グローバル探究コースのA書類選考がメイン(2024年度入学者312名のうち220名がこのルート)。神奈川県、東京都、千葉県の中学校を通じた進路相談で合格が決まる(面接なし)。中3内申の合格者平均は42.9。

 合格者数=入学者数なので、辞退はNGのようだ。法政国際に進学した娘の同級生は、健康で明るい(ルックスも良い)女子達だった。しかし、内申の合格者平均42.9はちょっと高い。進学重点校狙えるよね。41ぐらいだと思うけどな〜。