公立ルートを行く

公立中学校、公立高校で文武両道を目指し、自分のベスト大学に進学する!!

中央大学附属横浜高校の教育課程・大学進学実績(2025年度版)

 中大横浜は女学校として1908年創設。歴史が長いのでかなり端折ると、1994年に横浜山手女子中学校・高等学校に改称。2009年に中央大学の系属法人になる。2013年に港北ニュータウンに移転し、現在の校名に改称。2014年に高校で男女共学化開始。現在に至る。

 

教育課程

 50分×6時限。高1では、社会は歴史総合と公共、理科は基礎3科目を履修する。高2で文系理系に分かれる。文系は、地理総合、日本史探求または世界史探求、化学基礎、生物基礎を履修する。理系は、地理総合、化学、物理または生物を履修する。高3で国文(国公立文系)、私文(私立文系)、国理(国公立理系)、私理(私立理系)の4コースに分かれる。

 外部の大学の一般選抜にも対応したカリキュラムになっている。というよりも、進学重点校の教育課程と変わらない。

 

大学進学実績

 2023年度卒業生308名。

中央大学 216名(70.1%)
 法学部71名、商学部51名、経済学部37名
 文学部20名、理工学部19名、他18名


国公立大学 43名(14.0%)
 合格者49名。内訳は、東京3、京都1、東京科学2、一橋7、横国13、他。

 

 医学部医学科合格14名(前年度ゼロ)、早慶合格41名。

 

 外部進学を目指していた生徒が100人ぐらいだとしたら、驚異的な大学合格実績だ。2023年度の躍進が凄い。

 横浜翠嵐にあと一歩だった生徒が入ってきて、大学合格実績を押し上げているのではないかと思う。350人ぐらいの残念組が併願校に進むわけだから。

 

 中央大学への推薦入学の権利を保持したまま外部受験できるが、中央大学には設置されていない学部に限るという制約がある。

 

高校入試(一般A方式)

 いわゆる併願確約の制度が一般A方式。内申基準が開示されていない。換算内申131+加点2が合格ラインなのかどうか、それがわからない。換算内申130でも、英検2級合格(+数検準2級合格)+学校活動での特記事項(部活での活躍や文化祭での発表など)があれば、届く可能性はありそうだ。

 11月下旬に出る仮内申はぐ〜んと上がる場合もある。「あれ、併願確約の基準に届いちゃった」と慌てないようにした方が良い。2/15までに納める入学金(29万円)は返ってこない。

 

 大学受験をしない予定の生徒が約7割を占める中で、外部進学を前提に高校生活を送るのは大変だと思う。でも、100人ぐらいは仲間がいそうだから、問題ないのかもしれない。