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高1で知る!東京都立大学システムデザイン学部の一般推薦入試(2025年度版)

 東京都立大学システムデザイン学部の一般推薦入試(募集期間は11/1〜11/6)の概要を見ていきたい。

 

学校推薦型選抜(全体)

 指定校推薦190名、一般推薦169名、特別推薦(高校特定型、都立工科高校等)31名の3種類がある。

 

システムデザイン学部の募集人員

一般選抜(前期)162名
一般選抜(後期)58名
一般推薦 45名
指定校推薦 31名
総合型選抜 5名
特別選抜等 19名
 計 320名

 一般推薦で約14.1%を募集する。

 

システムデザイン学部一般推薦の募集人員

情報科学科 15名
電気電子工学科 4名
機械システム工学科 15名
インダストリアルアート学科 11名
 計 45名

 航空宇宙システム工学科は募集をしない。

 

日程

出願期間 11/1〜11/6
第1次選考結果発表 11/20
第2次選考 11/30
合格発表 12/6

 共通テストを課さない短期決戦型。

 

出願資格

 以下の①または②

①東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に所在する高校を卒業する見込み又は卒業した者。

②2024年4月1日以前から東京都内に住所を有し、高校を卒業する見込み又は卒業した者。

 他の学部にこんな出願資格はない。

 

推薦基準等

高校1校につき、各学科1名推薦可

情報科学科、電気電子工学科
評定平均4.0以上、又は理数科目の評定平均4.2以上

機械システム工学科
評定平均4.0以上
数IA、数IIBC、数III、物理を履修

インダストリアルアート学科
評定平均4.0以上

 

主な出願書類

調査書、推薦書、志望理由書

 

選考方法

 第1次選考は書類審査、第2次選考は小論文と面接。第1次・第2次選考の結果を総合的に判断して合格者を決定する。

 小論文の内容(過去問)は、大学に申請(web予約)すれば閲覧できる(月・水・金の9:00-17:30)。

 

2024年度入試結果

情報科学科
 募集人員8名に対して、受験者17名、合格者8名(実質倍率2.12倍)

電気電子工学科
 募集人員7名に対して、受験者4名、合格者3名(実質倍率1.33倍)

機械システム工学科
 募集人員15名に対して、受験者10名、合格者7名(実質倍率1.43倍)

インダストリアルアート学科
 募集人員11名に対して、受験者35名、合格者9名(実質倍率3.89倍)

 

 一般選抜(前期)は志願者853名、合格者217名(志願者倍率3.93倍)。インダストリアルアート学科は、志願者137名、合格者35名(志願者倍率3.91倍)。

 インダストリアルアート学科の入試倍率は高い。電気電子工学科と機械システム工学科の一般推薦入試の倍率が低すぎる。

 

 一般選抜(前期)の共通テストボーダー(河合塾)は、情報科学科75%(後期81%)、電気電子工学科70%(後期80%)、機械システム工学科69%(後期78%)、インダストリアルアート学科74%(後期76%)。

 情報科学科は、農工・電通大合格圏(≒難関・準難関国公立大学合格率)に入っていないと厳しそうだ。インダストリアルアート学科は芸術の要素が入ってくるので(一般選抜だと造形がある)、難易度はちょっとわからない。

 

 国公立大学理系学部を志望する高校生で、最初から都立大を第1希望にする人は少ないと思う。しかし、他の国立大学の総合型・学校推薦型選抜、一般選抜(前期)に失敗し、「それではお世話になります」と都立大の一般選抜(後期)を受けても、なかなか受からない。

都立大の一般推薦入試は、優しげな顔をしているように見える。しかし、いつまでも優しい顔をしていると勘違いしてはならない。