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新城高校の教育課程・大学合格実績・入試難易度(2025年度版)

 新城高校は川崎市で多摩高校に次ぐ公立上位校。進学重点校・エントリー校を除くと、新城高校と横浜市立金沢高校の2校が入試難易度トップ2だ。事実上、横浜平沼高校(エントリー校)にほぼ並んでいるのではないかと思う。

 以下、新城高校の教育課程、大学合格実績、入試難易度を見ていきたい。

 

教育課程

 50分×6時限。高1では、社会は歴史総合、理科は物理基礎と化学基礎を履修する。高2の必修選択科目(歴史・理科・芸術)について、日本史探究または世界史探究、物理または化学、音楽IIまたは美術IIのいずれかをそれぞれ履修するということなのか、日本史探究&世界史探究、物理&化学という取り方が可能なのか、教育課程表ではどちらなのかが読み取れない。高3では、論理国語、体育、英語以外は自由選択科目になっている。

 

<進路指導>

「3年間の進路指導計画」を見ると、かなり綿密に行なっているようだ。高1の終わりに志望学部・分野決定、高2の終わりに第1志望校決定、高3の半ば(夏頃?)に併願校決定、とマイルストンが設定されている。

 

大学合格実績

 2024年度入試は、国公立大学合格21名、早慶上理合格44名、GMARCH合格244名で、国公立・難関私立大学現役進学率は44.78%(学校案内より)。国公立大学合格率は7.4%。浪人率は4.5%と非常に低い。

 難関私立大学への進学率の高さが魅力。昨年、「新城高校に合格できるなら国公立大学を目指したい」を書いたが、野暮だったかもしれない。しかし、エントリー校に一番近い位置にいるので、国公立大学合格率10%(合格者数で30人ぐらい)に到達して欲しいけどね。

 

入試難易度

 入試選考基準(1次選考)は内申5、学力検査5の55型。入試倍率は1.38倍で前年度より少し下がった。2024年度入試の合格者平均は、内申119.5、学力検査375.9、全県模試偏差値62.1。2025年度神奈川県高校受験案内(声の教育社)より。

 S値合格者平均(単純合計)は818点で、第1次ボーダーは785点とのことなので、合格者平均とボーダーの幅は33点。全県模試偏差値59、内申115、学力検査357点だとボーダーを少し下回る。

 自分のベスト校戦略で考えれば、全県模試偏差値61〜63の学力で新城高校に進学し、継続的な学習により上位層を狙いたい。

 

 新城高校と横浜平沼高校は、入試難易度と大学合格実績の面では互角なので、好きな方に行けば良いと思う。