慶應義塾大学理系3学部への入学ルートを見ていきたい。
2024年4月入学者は以下のとおり:
理工学部 939名
医学部 110名
薬学部 263名
附属校(慶應志木、慶應義塾、慶應女子、慶應藤沢)からの進学者は以下のとおり:
理工学部 189名(20.1%)
医学部 41名(37.3%)
薬学部 10名(3.8%)
指定校推薦は以下のとおり:
理工学部 207名(22.1%)
医学部 0名(0.0%)
薬学部 27名(10.3%)
総合型選抜の合格者は以下のとおり:
理工学部 2名(0.2%)
逆算して、一般選抜合格による進学者は以下のとおり:
理工学部 541名(57.6%)
医学部 69名(62.7%)
薬学部 226名(85.9%)
理工学部への入学ルートは、附属校ルート20.1%、指定校推薦ルート22.1%、総合型選抜ルート0.2%、一般選抜ルート57.6%
医学部への入学ルートは、附属校ルート37.3%、一般選抜ルート62.7%
薬学部への入学ルートは、附属校ルート3.8%、指定校推薦ルート10.3%、一般選抜ルート85.9%
附属校4校の慶應大学進学者のうち、理工・医・薬学部に進学する生徒の割合は以下のとおり:
慶應志木 理工17.1%、医3.0%、薬0.4%
慶應義塾 理工13.1%、医3.4%、薬0.3%
慶應女子 理工11.6%、医2.4%
慶應藤沢 理工16.5%、医3.0%、薬3.0%
理工学部への進学割合は低い。推薦枠の問題だろう。一方で、上位3%に入れば医学部に行ける。これは一般選抜よりも可能性が高そうだ。
中学受験で難関中高一貫校に進学したら、6−7割は理系に進む。各都道府県の公立トップ校に進学したら、少なくとも3割以上は理系に進む(国公立大学進学者だと6割程度)。早慶附属校に進学したら、2割が理系に進む。
中受・高受で早慶ブランドをゲットする代償かもしれない。