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高1で知る!金沢大学の理系一括入試

 金沢大学は、THE日本大学ランキング(Times Higher Education)で第18位にランクされている。横浜国大・千葉大・東京農工大・電気通信大と同レベルの国立大学だと思う。今回は、金沢大学の理系一括入試にフォーカスしたい。

 

 理系一括入試は、一般選抜前期日程で学域(他の大学でいう学部)・学類(他の大学でいう学科)を選ばず、理系一括という括りで受験する。理系一括入試で合格した場合、入学してから1年後に学域・学類に移行する制度なので、例えば応用化学に進むか生命工学に進むか迷っている場合に1年間の猶予が与えられるのがメリットだ。但し、大学1年次の成績が良くないと希望する学域・学類には進めないと思う。

 このタイプの入試は、北海道大学や筑波大学も実施している。

 

入試科目

 大学入学共通テストは数学(数学IA、数学IIBC)と英語(外国語)のみ。個別学力検査は理科のみで、物理または化学を選択する。配点は、共通テスト400点、個別学力検査600点の計1000点。

 共通テストは6教科8科目(理系の場合で、2025年度入試から加わる情報を含む)がスタンダードだが、2教科3科目でOKだ。

 

2024年度入試結果

 募集人員83人に対して、受験者213人、合格者96人、追加合格6人、入学者83人。実質倍率は2.1倍。

 

2年次の学類移行人数(計78名)

 多い順に、フロンティア工学類20名、機械工学類10名、数物科学類8名、物質化学類7名、電子情報通信学類7名、生命理工学類6名、地球社会基盤学類5名、その他15名。

 フロンティア工学類は、電子情報機械グループ、人間機械グループ、マテリアルグループに分かれる。人間機械グループは面白そうだ。

 

(補足)文系一括入試について

 共通テストは、国語、地歴・公民、数学、理科から2科目と英語(外国語)の計3科目。個別学力検査は英語(外国語)と総合問題。

 英語が得意だと、かなり有利な入試制度だ。